地元仏生山町の、旧農業試験場跡地に展開する『いこいの複合施設仏生山の森』へ立ち寄ってみました。山羊のいる昼食会場として有名になっていますが、私は食べに行ったことがありません。最近は『緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰』を受賞したり、『RVパーク仏生山の森』を3月から展開したり、はたまた大臣表彰を受けたオープンガーデンのバラが見頃を迎えていて、31日まで無料開放と評判になっています。
この地は私にとっても因縁の土地で、10数年前、県農業試験場が移転をすることから跡地利用のコンペがありました。結果わが方が負けて、平井料理システムと谷口建設興業ら共同体が土地譲渡を受けて、現在の利用形態が出来ています。谷口建設興業は、賃貸マンションを建設し姻戚関係にあるグローバルセンターが賃貸斡旋をし、平井料理システムは、飲食施設や食に関するいろいろに挑戦しています。
とりわけ広大な土地(総面積1万坪)を維持管理する手間は、大変なモノだろうと思います。その一角が、オープンガーデンです。負けた私どもも、次の計画で道路を新設するという谷口建設興業の計画には協力しました。地元がよくなることは、出来ることなら協力するという考えは創業以来変わることはありません。取得から10年の縛りから解き放されて、コンペ計画の変更が出来ます。宅地住宅販売が、始まるかもしれません。
この土地のコトデン琴平線線路の北側には、高松市立みんなの病院があり、大変賑わっているようです。当時の農業試験場は、線路で2分割されていました。幸か不幸か生きたがり屋の私でも、紹介状(既往症)がないと、玄関からは入れません。ドクターヘリの導入が始まった香川県で、大災害時の医療機関としてはここも、多くの出番があることでしょう。高松空港と県中央病院の、丁度中間に位置しています。
広大な土地の一部は『貸し農園』等、いろいろな利活用が考えられています。また仏生山の森は、庭園や農園で収穫した野菜やハーブを取り入れた食事を提供しているほか、草木や花を通じて地域住民らと交流を図っており、色と緑の融合を目指しています。周りで宅地化が進む中、この一角が自然に近い形で維持されるなら、これまでと違った価値を醸成するかもしれない。大きな可能性を秘めた場所であります。
このあたりもまた、『仏生山クレーター』の一角であります。クレーターについては暫くして整理が出来次第、小欄で紹介することにします。もう既に議論が尽くされたところでありますが、私はまだまだ可能性(夢)を追っています。