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西武プリンスホテルの一部を9月売却その続編
西武鉄道を傘下に持つ西武ホールディングス(HD)は10日、全国各地のプリンスホテルやレジャー施設など国内31施設を、シンガポールの政府系投資ファンド『GIC』へ9月に売却すると発表した。売却額は1,500億円程度。新型コロナウィルス禍で、悪化した業績を立て直すのが狙い。売却後も施設の運営は西武HDの子会社が担い、施設の名称も維持する。

西武HDは国内に、76施設を保有している。売却する31施設には『ザ・プリンスパークタワー東京(東京)』、『札幌プリンスホテル(札幌)』、『志賀高原プリンスホテル(長野県山ノ内町)』、『グランドプリンスホテル広島(広島市)』、『サンシャインシティプリンスホテル(東京・豊島)』など15ホテルのほか、新潟県・苗場の『苗場プリンスホテル』や長野五輪で使われた志賀高原焼額山などのスキー場や<<各地のゴルフコースが含まれる。

保有資産を減らせて固定費を削減する一方、周辺の再開発計画がある施設や、事業を継続する上で必要性のある物件は保有を続ける。さらに子会社による施設運営を通じ、ブランド力を高め、オーナーの期待を上回るリターンを創出すると宣言。今後10年間で、施設を保有せず運営を手掛ける国内外のホテルを250カ所に増やす方針だ。持たない経営で収益を伸ばす方針は、既にこれまでに発表されていて、既定の方向へ突き進む感じがする。

私が見聞きしていた当初計画では、40カ所程度の売却を2,000億円で検討していたが、沿線開発との親和性などを考慮し物件数を絞ったようだ。最終売却額は1,500億円規模となる見通しで、23年3月期に売却益約800億円を計上する。10日発表した西武HDの最終損益は、88億円の赤字(前年同期は481億円の赤字)だった。随分圧縮出来ることになる。

22年3月期の最終損益は、90億円の黒字(前期は723億円の赤字)に転換する。従来予想を、230億円上方修正した。これら資産の圧縮は西武HDだけでなく、新型コロナウィルス禍で業績が悪化している鉄道各社が、資産圧縮を進めていて、大手18社が2021年4~12月期に資産売却で計上した特別利益は、1200億円強と前年同期の3倍に膨らんだ。
前年同期は18社すべてが最終赤字だったが、21年4~12月期は5社にとどまった。

売るモノがある企業は100年に一度の最悪期を乗り切ったとも見えるが、重厚長大の優等生と言われた日本の鉄道大手18社が、これほどまでの痛手を負った新型コロナウィルス禍。今後も鉄道収入が一気に戻るとは考えづらく、新たな経営姿勢の模索が続くのだろう。況んやわれわれ中小零細企業にあっては売り物もない。小ながら生きていくために、必死の模索が続く。


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| 社長日記 | 09:15 AM | comments (0) | trackback (0) |
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