『タンデム自転車』とは??タンデムとは英語で「座席が前後に二つ並んだ」という意味の形容詞で、『2人乗り用としての構造を有し、かつ、ペダルが縦列に設けられた自転車』です。写真で見ると、分かりやすいですかね。この種の自転車が、今月16日から県内の公道を走ることが許されるようです。
特徴として2人でサイクリングでき、後ろに乗る方はハンドル操作が不要なため、視覚障害者もサイクリングを楽しむことが出来ます。さらに2人でペダルを漕ぐので、速度が出やすくなります。しかし一般的な自転車と比べて車体が長いため、小回りが利きません。このようなことから、道路交通法上も、一般的な自転車(普通自転車)とは異なる規制がかかります。
そのためタンデム自転車は、車道の左側を走ります。歩道は走れません。仮に「自転車歩道通行可」の標識があっても、歩道は走れません。道路左側の路側帯は走れますが、歩行者用路側帯(白二重線)も走れません。私も久しぶりに普通自転車にまたがってどぎまぎしていますが、このタンデム自転車は、安全な場所で十分練習してから道路を走るようにして下さい。
そして私のように恰好悪くても、ヘルメットや手袋の使用は必須です。後ろに乗る方は前の状況が見えないので、発進・停止・曲がる時等は、声を掛け合うなどのコミュニケーションがかかせません。うららかな春、『しまなみ海道』は自転車が似合います。