2021,01,29, Friday
第93回選抜高校野球大会(3月19日から13日間・甲子園)の出場32校を決める選考委員会が29日、初めてオンラインで開催された。一般選考枠28校、戦力以外の特色を加味する21世紀枠で4校が選ばれた。四国からは、昨秋の四国大会で優勝した明徳義塾(高知)2年連続20回と、準優勝した聖カタリナ学園(愛媛)初出場が選抜された。大会は、観客を入れて開催される予定。
昨年は新型コロナウィルス禍で、選抜大会と夏の全国選手権大会の両方が中止となった。高校野球ファンとしては、悲しみに暮れているが、選手や監督・学校関係者は『塗炭の苦しみ』が続いていた。2021年選抜大会が開催されたら、夏の選手権大会も開催されるだろう。東京オリンピック・パラリンピックの開催で、喜びも分散するかもしれないが、高校野球の楽しみは別格だ。 大物高校として、選抜高校野球大会を4度制覇している中京大中京(愛知)や、2度の春夏連覇を誇る大阪桐蔭などが選ばれた。また昨秋の明治神宮大会が中止になったことに伴い、神宮大会枠の代わりに戦力以外の要素を加味する21世紀枠が1つ増加。八戸西(青森)、三島南(静岡)、東播磨(兵庫)、具志川商(沖縄)の公立4校が選出された。いずれも春夏通じて初出場。嬉しい切符が届いた。 四国枠の聖カタリナ学園は、春夏通じて初の甲子園出場。野球部は女子校から共学となった2016年に創部され、わずか5年弱での結果であります。宇和島東(愛媛)で、故上甲正典監督の指導を受けた越智良平監督は、英明(香川)高校のように特命を受けて就任したモノで、「カタリナの新しい一歩を踏み出すことが出来」と安堵していたと報道されている。 今年の選抜高校野球大会は、新型コロナウィルスの影響を色濃く残す中で行われる特別な大会になろう。昨年が中止であったことから、われわれ高校野球ファンは、春野訪れと共に選抜大会を楽しみにしている。関西では、「春は選抜から」ともいわれる。球児諸君、思い残すことなく白球を追っかけて下さい。楽しみにしています。 |