2020,12,31, Thursday
この小欄だけは、今日31日のうちに書いてアップしなければ、新年の挨拶が空虚になります。新型コロナウィルスの感染拡大が広がり、本日発表の感染者数は4,515人で、過去最多で初めて4千人超え。東京でも過去最大数の1337人に、26日の949人を大幅に上回って最多を更新した。年の瀬を迎えても、感染拡大に歯止めがかからない状況が続いている。新型コロナウィルスには、新年の慶賀もない。
今年を一言で言うならば、新型コロナウィルスに始まり、コロナに終わったと言うしかない。最悪の死者も、3,500人に達する。世界中で8,200万人が感染し、180万人近い同胞が死んだ。まさに地球規模の出来事だ。これまでの『世界恐慌』にしても、2008年、このサブプライムローンが不良債権化することにより、世界中で売りさばかれたデリバティブ商品が大暴落、こうした商品を大量に抱えていた金融機関が次々と倒産した。これが『リーマンショック』であれ、ある意味局地的出来事だった。 またこれまでの感染症の流行も、局地戦だった。地球規模で、世界中という惨禍はこの新型コロナウィルス禍が初めてかもしれない。自然災害・疫病・飢餓が人類三大疫病神と言われるが、地球は一つ、世界中が繋がっているという実感を持った一年でもありました。『米中覇権戦争中』と言われるが、これも二大国だけの話ではない。底辺では、世界中が繋がっている。 新型コロナウィルス感染症は、人類への神からの警鐘ではないか。地球温暖化防止活動や、SDGs(持続可能な開発目標)の達成など世界中の国々が手を携えて歩むしか、人類のこれからの生きる道はないように思う。しかしそれが可能になるのは、優れたリーダーの出現だ。残念ながら世界中を見渡しても、優れたリーダーらしき人がいるか。 「今だけカネだけ自分だけ」と考えていると思われるリーダーが、世界中にゴロゴロいる。悪いリーダーはそれなりにいるのは容認するが、優れたリーダーの出現が待たれる。いな既にこの世に出現しているのかもしれないが、残念ながら私には見えない。資質としては日本人が一番ありそうな気もする。 中国の呂新吾が、明代(1368年 – 1644年)に書いた「呻吟語」では、第一等のリーダーの資質は、「深沈厚重なるは、これ第一等の資質。磊落豪雄なるは、これ第二等の資質。聡明才弁なるは、これ第三等の資質」と言っている。あまりにも第三等のリーダーが多い。これを理解するのは、日本人と中国人だろうが、共産党支配の中国では叶うまい。やはり日本人リーダーだろう。 しかし残念なことに、それは安倍晋三前首相でも菅義偉首相でもなさそうだ。天皇陛下は政治には関与しない、従ってやはり日本のリーダーは総理大臣となるか。残念なことだが、しばらくの間、日本から世界の地球規模のリーダーになりそうな人物が見当たらない。来年その片鱗が現れることに期待して、大晦日の小欄を脱稿してアップします。 トラブル気味のパソコンもここまで、どうにか動いてくれました。私の体と同じように、褒めてスカして動いています。感謝して、2020年大晦日を終わります。今日は「百笑ももえ」も、来てくれました。今の中心人物は、「松野誠輝(まさき)」のようです。 |