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2020,12,03, Thursday
久しぶりに仏生山温泉へ出かけています。歩いて10分の至近にあります。近くでは効能を言う人は少ないのですが、もう随分前私は羽田空港からの高松便で、仏生山温泉大好き子女に遭遇したことがありました。国土交通省からのアンケート調査を記入していた時に、隣席の若い子女に『ぶっしょうざんですか、温泉行きました』と声かけられたのです。私から、若い可愛い子に声かけしたのではありませんよ。念のために。
私の住所地『仏生山』をのぞき見したとしても､『ぶっしょうざん』と読めるわけがありません。それで私もビックリしたのですが、彼女は横浜で喫茶店をやっていると言っていました。香川県ファンで、瀬戸内国際芸術祭2016にも参加すると言っていました。それも見る側ではなくて、『小エビ隊』というボランティア活動です。 現在拙宅のリフォームをしていて、仏生山温泉へ出かけた次第でありますが、水曜日の午後4時は、一番人の少ない時間帯です。偶然隣り合わせになった御仁が、この温泉の効能を詳しく説明して下さいます。そもそもこの温泉の地下には､『仏生山クレーター』があることからはじまり、四国で唯一の『天然の炭酸浴』が身体に良いと力説されます。大学の先生風の人でした。 炭酸ガスはその成分が細かくて、身体の血管の中にまで入り、血管を広げる効能があるとのことでした。従って高血圧の人から、血管に問題を抱える高齢者には最適な温泉だそうです。そう言えば入館の前、経営者の岡正治さんとばったり出会ったのですが､『炭酸が一杯わき出ています』と声かけられました。 ここまで舞台が整ったら『天然の炭酸浴』へ、入らないわけにはいかない。またも大学の先生と隣り合わせになりましたが、ここでも先生は講釈を言ってくれます。「お湯の中に溶け込んだ目に見えない炭酸が、皮膚を通じて体内に入り込み、それが血管に作用する。その結果、血行が促進され、熱が体の隅々まで行き渡り、老廃物などの排出を促すとか。 また効率よく体が温まるので、忙しいときなどは短い時間の入浴でも、しっかり温浴効果を高めることができる。おすすめは寝る1～2時間前に、炭酸入浴剤を溶かしたややぬるめの湯に、ゆっくり浸かる入浴。温かい体のまま、いい睡眠が得られるそうですよ」。拙宅ではバブの投入のほか、『水素水』の泡も出ています。 重曹とホウ酸で人工的に作る方法？も先生は朗じていましたが、私は次があってそう長居も出来ません。早々に失礼しました。仏生山温泉は源泉掛け流し、先代が1,000メートル掘ったところ『冷泉』が出たのですが、それじゃ足りないと言ってさらに500メートル掘り進み、『温泉』にたどり着いたと聞いています。100メートル1千万で、1億5千万円の投資です。 結婚式場観翠は､休館中です。それでも岡正治さんは、何かと仕事を作っています。私より数歳年長ですから、団塊世代でしょう。じっとしていることが出来ない世代です。宴会場･宿泊が休館でも、先祖の遺産の『仏生山温泉』が稼働しています。この温泉の特徴は、炭酸泉でもあるのですが、私は『ナトリュウム系のしょっぱい肌つるつる感』が一番のお気に入り。次も歩いてきて、今度は帰りにビールを頂こう。久しぶりに堪能しました。  |