県内の新成人の8割が夢や希望を持っていることが、四国新聞社のアンケート結果で分かった。就職や仕事のスキルアップなど具体的な目標を掲げ、資格取得や自己研鑽に積極的な様子がうかがわれる。また「将来香川で暮らしたい」と回答した新成人は8割を占め、堅実で郷土愛にあふれる若者像が浮かび上がった。
アンケートは3~12日に県内全市町で開かれた成人式場で実施され、新成人の男女各50人に聞き取りをした。県下では13日の成人の日の前日の日曜日に、多くの市町が成人式を挙行した。過去には高松市でも、「荒れる成人式」として全国ニュースにもなったことがあるが、昨今は「想定内」のイベントになっている。今年の「想定外」は横浜市、ここはIRでも揉めている。
新成人100人のうち、夢や目標が「ある」と答えたのは78人(男性37人、女性41)。教員や看護師、保育士、歯科衛生士など具体的な職業が並び、必要な資格取得に向けて勉強に取り組んでいるという回答が目立った。そして香川県については、99人が「好き」と回答。気候風土や良好な人間関係を、魅力的に感じている人が多かった。
関連して将来、香川で暮らしたいか尋ねたところ、79人が「はい」と答えた。理由について「家族がいるから」、「災害が少なく安心して暮らせる」など、家族や友人の存在、自然災害の少ないことを挙げる意見が目立った。まがりなりにも、働く場もあるということだろう。確かに大きな産業・工場等があるわけではないが、中小企業でもそれなりに職場もある。
また一番の関心事(複数回答)で最も多かったのは「学業や仕事、就職」で54人が回答。ごく当たり前の反応であろう。夢や目標と同様に、将来を見据えた堅実な気質がうかがえる。続いて、今年開催の東京五輪・パラリンピックで30人。しかし、これまでの回答と矛盾するような「平和で安全な暮らし」が19人で4位、環境問題対策は6位4人だった。
平和や安全は誰かが提供してくれること、環境問題は自分たちだけの責務では無いと言いたげな、このあたりが若者特有の矛盾か。それにしても香川県人は、比較的「優等生」が多いと思われる。二十歳を期に、冗談でも良いから親に「ありがとう」と。右手(左手でも良い)を手のひら上で延ばして、中の3本の指を折りたたむ、親指と小指が立っているが、親指は親で小指の子どもの方をずっと見ている。
どうだろう小指はどこ見ている、決して親の方を見ていないのは誰もが納得することだろう。この名言を、私はかみさんから聞いた。以前にも、「おとうさん!綺麗なお嬢さんのところへ行くとモテるでしょう。それはあなたがモテるのではなく、あなたの持っている1万円札がもてるのよ」。こちらもけだし名言。