2020,01,10, Friday
正月明け、新学期が始まり、いよいよ受験シーズンの到来であります。香川県下の高松中央高校(高松市)と英明高校(高松市)の私立2校で10日、県内の全日制高校のトップを切って2020年度の入試が始まり、計約2260人の受験生が筆記や面接試験に臨んだ。今月18日(土)と19日(日)の両日には(大学)センター試験を控えており、県内は本格的な受験シーズンを迎えた。
この2校が同日試験を行うとなれば、併願は出来ない。高松市内で争っても損だという思惑が働くのか。受験生が身近にいない私には、昨今の高校受験の実態は分からない。しかし50年前の過去に、私も経験した一コマだけに、やはり「そんな時期か」と思わずにはいられない。特に試験日は、にわかに雪が降ったり寒かったりする。今日は比較的暖かな、穏やかな1日で本当によかった。 募集を停止している大手前丸亀校を除く全日制の私立9校は、今月中旬を中心に順次試験を行うようだ。50年前にはなかった通信制高校では、村上学園(丸亀市幸町)も10日から試験が始まった。禅林学園(多度津町)は、18日から順次実施するという。 公立高校は、自己推薦入試の試験が2月4日に、一般入試は3月10日、11日に行われる。若者のまず最初の関門である高校入試、中には小中校で試練を経験した子もいるのだろうが、次は大学受験だ。文部科学大臣萩生田光一(はぎうだこういち)氏の発言に、受験生が右往左往しているように思える。結果的には新改革案を全面的に中止したわけだが、改革しようとする気構えには賛同する。 しかし、余りにも拙速過ぎはしないか。どういう経緯で「ベネッセ」が試験を請け負うのか分からないままに、ベネッセは採点のアルバイトをSNSで募集し始めた。これを見た受験者側は、怒り心頭。「自分の解答を、アルバイト生が採点するのか」と怒るのはもっともなこと。 確かに今回のカルロス・ゴーン氏の逃亡も、世界相手に日本の考えを発信するのに、日本語だけでは物足りない。英語なら、一桁違う数字の反応が得られるという。学校での英語教育にもっと英会話の技術がいるのは、私でも痛感する。フィリッピンでは、年寄りまでもが英語を話す。日本人の常識の中にある「ここは日本だ日本語で十分だ」という固定観念を捨てて、4カ国語とは言わないが、英語だけでも会話したい。孫には、グローバルコミュニケーションスキルを身につけてもらいたい。 |