2019,01,06, Sunday
5日の年初恒例の初競り、昨年10月に開場した豊洲市場の初競りでもあったが、青森県大間で水揚げされた278㎏のマグロに、なんと3億3360万円の高値が付いた。私は今年の豊洲市場初競りは、過去の最高値1億5540万円を大きく下回ると考えていたが、予想を完全に外した価格で競り落とされた。
TV報道では、「築地すし好(すしこう)」の成田仁孝氏が盛り上げたように言われていた。成田仁孝氏は盛和塾生、電話したのだが忙しそうでつながらなかった。重要案件でもないので、それで終わっている。成田仁孝氏の性格からしたら、「すし大好き」で、損得度返しの取組だったのではないかと思います。 私が下値を予想したのは、このところ高値を付けていた香港の寿司屋さんが、このところの中国経済の不況で参戦しないと考えていました。最高値の理由が分かりませんが、豊洲市場が何だかんだと言われながらも「ひとり立ち」することを祈っています。まだまだブランドとしては「築地」があると思うのですが、人の心とは別に、ヒノキ舞台は豊洲に移っています。 ブランド力は、私が考えるように簡単なモノではないと思いますが、死んだ子の年を数えるようなモノで、豊洲市場が世界一になるように、そういう意味では、過去最高値が付いたのはうれしいところです。しかしそれにしても1貫が2万2千円とは、実際の販売価格が大トロ398円、中トロ298円赤み158円(税別)だと言うが、日本一市場の初競りとは恐ろしいモノだ。 豊洲市場の新春初競りで、278キロの大間産生クロマグロを3億3360万円(1キロ当たり120万円)の最高値で競り落としたのは「すしざんまい」を展開する喜代村。名物男木村清社長は、「ここまで高いとは予想していなかった。しかしいいマグロを買えたので、お客さんに食べてもらえれば」と満足そうに話していた。身体も心も「太っ腹」だ。 ご祝儀価格といっても3億3千万円の高値、あの大間のマグロ漁師の苦労も吹っ飛ぶ価格だし、また逆ブルしたくなる魅惑的な価格。日本は鯨の商業捕鯨を再開するが、マグロもまた世界中から垂涎の的と見られ始めた。欧米を中心とした日本食ブーム、もはやブームという一時の話しではなく、日本食、とりわけ「にぎり寿司」は世界がその美味しさに注目を始めている。 夜テレビ番組をみました。「超巨大マグロ戦争2019」テレビ東京の特番ですが、いろいろ考えさせられる物語が紹介されていました。私もこの特番が大好きで、自分の愚かさをダブらせて見ています。 |