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だから日本は世界から尊敬されている
2002年、駐日サンマリノ共和国特命全権大使に任命された、マンリオ・カデロ氏が、今年4月に上梓された一冊です。公益財団法人オイスカの広報誌に、氏と中野悦子オイスカ理事長の対談が掲載されていて、人に優劣は付けられないものの、氏は2011年5月から、駐日大使全体の代表となる「駐日外交団長」に就任されている。だから偉いのだと言うつもりはありませんが、40年以上にわたり、日本を見ています。

サンマリノ共和国は、イタリア半島中程、アドリア海側にあるそうです。世界で五番目に小さい世界最古の共和国。アリタリア航空成田~ヴェネツィア便が便利で、ヴェネツィアからリミニまで電車で約3時間、リミニからサンマリノまで、クルマ・バスで約30分の所にあるそうです。残念ながら、私も行ったことがありません。

本書は、日本がいかに素晴らしい伝統、文化、精神性を持ち、世界から憧憬の眼差しを向けられているかを、もっと多くの日本人に自覚してほしいとの思いから執筆したと「終わりに」で書いている。併せて、「伊東マンショ」らが400年以上も前に、世界と日本を結ぶ大偉業を達成(日本初の使節団)していたことを是非知ってほしい。そして、彼らの精神を見習い、自信を失っている日本人に、自信を取り戻して貰いたいと氏は願っている。

日本人は、日本の良いところがよく分かっていないとよく言われる。日常の中に溶け込んでしまって、当たり前になっている。平和ボケとまで言われている日本。戦後70年間、戦争をしていない大国は、ドイツ、フランス、カナダそして日本ぐらい。氏は軍縮こそが、平和への近道だと考えている。軍事費が巨大な国は、周辺諸国が疑心暗鬼になります。

日本も最近、近隣諸国がこんなに武器を持っているからわれわれも持とうなどといって、高性能な武器をアメリカから購入して配備しています。日本がこうした行動をとることで、近隣諸国を緊張させたり、疑念を抱かせる結果になっている。日本が軍事費増大レースに参加してしまえば、他国は日本が戦争の準備をしていると、勘違いしてしまうかもしれない。

私もアメリカの口車に乗って、地上配備型「イージス・アショア」を2千億円(もう少し値上がりしたか)もの大金を出して、配備するように言われている。防衛費の突出もあって、次年度予算総額が100兆円を超えている。加えて台風21号災害や北海道地震での、今年度補正予算も追加になる。北朝鮮からのミサイルも災害対対策だが、自然災害復興の方が優先だと思うが。

無駄を省いて、例えば関西空港の代替えに伊丹空港や神戸空港を使って、今あるインフラを工夫で2倍に3倍に活用することを考えるべきだ。現在までに、70便の移行が出来るようだが、松井一郎大阪府知事のように頑なに「暫定」にこだわらず、これを機会に、関西大空港圏を3空港で構想してはどうか。ニューヨークには確か3空港があったと思う。

あれかこれかの選択でなくて、あれもこれも使えるものは何でも使う。JALが昨年11月に刷新した旅客システムで、原油高が重荷になっていた2019年3月期業績予想が、赤字から黒字に好転できるかも知れないと報道されている。永く使ってきた自社オリジナル搭乗予想システムを捨てて、アマデウス製のAIを駆使したシステム「アルテア」へ。

話を本に戻すが、マンリオ・カデロ氏は、胸を張れとわれわれに言っている。日本にしかない「もったいない」「いただきます」の精神、神道を国家精神の基本にしている日本という国と日本人は、世界的に見てもエコロジカルで平和的な民族。120年以上経ってもトルコが日本に感謝する理由、日本人がトルコ人を助けてから95年後の1985年、イランイラク戦争で、トルコ航空は自国民をさておき、日本人の海外脱出に尽力してくれた。

日本のシンドラーと呼ばれる杉原千畝の、命のビザはあまりにも有名です。今では知られた話しですが、当時帰国した杉原千畝は外務省を追い出されるように退職します。彼の判断で助かったユダヤ人は、6,000人にも及びます。第二章では、「心から尊敬申しあげる天皇皇后陛下の大御心」が綴られています。

褒めることに徹しているマンリオ・カデロ氏ですが、終章で、中華人民共和国初代国家主席毛沢東は、人類史上稀に見る非道な指導者とけなしています。実相を見ている本だと、愛読書の一冊になりました。



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| 社長日記 | 09:35 AM | comments (0) | trackback (0) |
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