小欄でも何度か紹介している珈笛画廊・ほのほ(二見尚子代表)が、早いもので開業から3年になると言う。記念イベントで、1997年から週刊新潮の表紙を書いている成瀬政博氏を招き、新作の披露と対談が行われた。前段は会場からの質問に、成瀬政博氏が答えるものでした。何と最初の元気良い質問者は、浜田恵造香川県知事の奥様。自らがパーキンソン病であると断り、成瀬政博氏が描いた一枚の背景にある心情を尋ねた。
私も成瀬政博氏の話しを聞くのは、これで二度目。作風通り、実に丁寧な受け答えをされていて、なるほど一芸に秀でた人は人格も一流だわいと感じました。そうそう司会は、久しぶりに再会した須崎智勇さん。何と、二見尚子さんの英語塾の先生をしていたと言うから2度ビックリ。もう30年以上前の話ですが、香川県中小企業家同友会で経営の勉強を共にした?仲間です。
変わらぬ軽妙な司会進行で、大いに笑いを誘っていました。そんなところへ、加藤登紀子さんが飛び入り参加。ステージ隣に置いてあるピアノが、「100万本のバラ」を奏でて、「おときさん」の登壇です。ステージといっても小規模で、二つの椅子が並ぶ程度のもの。それだけ加藤登紀子さんと観客の距離は近い。
私はぎりぎりに入ったもので、最前列の浜田恵造夫人の隣に座りました。手を伸ばせば、「おときさん」に触れるほど。後段は、成瀬政博氏と加藤登紀子さんの対談になりました。加藤登紀子さんは、明日三木町で行われるコンサートの前入り、地元コーラスとのリハーサルがあると、1時間程度で早々に会場を後にしました。
僅か1時間でしたが瀬戸内寂聴さんの話とか、美術家・グラフィックデザイナー横尾忠則(成瀬政博氏の実兄)氏が、LPレコードの表紙絵を描いた縁とか、対談の体をとりながら「おときさん」の独壇場でした。写真撮影は遠慮しましたが、浜田夫人に続いて私も握手して下さいました。
私から手を出したわけではありませんよ、念のために。先の話になりますが、12月9日(日)サンポートホール高松大ホールで、加藤登紀子ほろ酔いコンサートが決定しています。問合せはDUKE高松087-822-2520