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広がるお墓の墓ドキュメント日本・日本経済新聞
全国的に空き家が820万戸(平成15年)あり、売却を依頼されることが多くなった。その際に一番困るのが、「仏壇」の始末であり、次が本です。仏壇は「魂抜き」をして、有料で引き取ってもらっています。多くの場合、仏壇を自宅に引き取ることは出来ていません。さらに将来は、有料でも「引き取りが出来ず」となる可能性があります。

本は、オイスカ四国支部の事務局(087-821-1503)が、自宅まで取りに来て持ち帰ります。一括神奈川県内の中古本店に売却し、これを活動資金の一部にします。段ボール6個でも、わずか3千円程度で、私はやってみてがっかりしました。それでも、捨てるのにお金がかかる時代です。労力を惜しまなければ、確かに一挙両得のシステムであります。

一方本日のネタであります、「お墓の墓」つまり「墓じまい」をした後の墓石の始末について、いろいろ問題が生じている旨の報道がなされています。わが家の墓は、高松藩松平家の殿様の墓所がある法然寺にあります。殿様と同じところとは恐れ多いのですが、お殿様は寛大で、近郷近在の住民の墓が大昔から数多くあります。

私も年に一度、法然寺からの依頼で近所の「冥加料(みょうがりょう)」を集金しています。墓所使用料的な負担金です。墓所は新たに販売もしていますが、これは所有権でなく、あくまでも「永代使用料」です。そのための年間借地料が、冥加金(料)と考えています。普通の家で1万円程度、旧陸海軍の戦死者の墓は無料となっています。

また法然寺は、竜雲学園の教職員等へ委託し、広大な墓所の衛生管理もしています。枯れた花の捨て場所確保やその廃棄、水・バケツ・杓などの備え付け、境内入り口の竜雲うどん脇には、仏花から蝋燭線香まで、「お参りグッズ」一式が用意されています。竜雲うどんで食べて、その前後に墓参りと言った、気楽な先祖供養も楽しんで出来ます。

日経新聞では、奈良県橿原市にある墓石解体業の「美匠(中西あざみ社長)」のコメントを多く拾っています。10年前、500坪の土地に設けた安置所に、今は約5千基が集められている。問合せが年間1千件以上あるそうだ。墓の一番上に置かれている石を竿石(さおいし)と言うらしいが、これを1基1万円で受け取り、クレーンを使って安置所へ運ぶ。定期的に清掃し、僧侶が供養する。

都市への人口集中と人口減が、「墓じまい」を選ぶ人の増加に拍車をかける。まれに田舎から都会へ「墓移し」をする人もいるが、かつて墓は、家族や親戚を結びつけるモニュメントの機能を果たした。「役割はとうに過去のものになってしまったのか」。納骨堂も、新たに出来ている。墓でない先祖祀りも、あって良い時代になっている。それであって、面白いアンケート結果も紹介されている。

全国優良石材店(全優石)の会が2018年、20代以上の男女3千人におこなった調査で、20代の60%以上が「自身や家族のお墓を建てる際に検討候補になる主な埋葬方法」で「樹木葬」や「海上散骨」を選ばず、「一般のお墓」としている。30代でもこの傾向が一番多く見られた。日本人は、「出来れば墓参りがしたい」と今も願っている結果なのだろう。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=4457 |
| 社長日記 | 08:59 AM | comments (0) | trackback (0) |
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