2023,03,20, Monday
WBC(第5回ワールド・ベースボール・クラシック)は舞台を、米マイアミに移してこれから準決勝戦と決勝戦が行われる。にわかに野球フアンが増えて、加えて高校野球が始まっている。サッカーに押され気味だった野球の人気が、ここへ来てウナギ上りであります。それが大谷翔平選手の、グランド外での人気に火をつけています。
最近行くところで、『大谷さんが素晴らし』と特に60歳以上と思われる女性から聞きます。バッターとピッチャーの二刀流での活躍は勿論のこと、審判や相手チームの選手はたまたマスコミに対するリスペクト(尊敬)も素晴らしいと口を揃える。おまけにグランドのゴミまで拾う日本人、彼こそが日本人女性の『理想的子や孫』であります。 大谷翔平選手に関しては少し前に、高松商先輩の吉田勝昭氏からメールを頂戴している。見事な表現で、けだし名文と感心していたところであります。世間を見渡す限り、新聞解説でもこれほどまでの文章はお目にかからない。以下に転載させて頂く。 家内は大谷翔平の大ファンです。彼が出る試合はテレビにかじりつきます。私が他の番組を望んでも耳を貸しません。話しかけても用事を頼んでもダメ。もう没我の世界です。「大谷は可愛い!かっこいい!りっぱ!すごーい!」のオンパレードです。 この話を親友に話すと「うちも同じだ!もうゼンゼン私の言うことを聞いてくれない。もうお手上げで、諦めて家内に怒られないよう、嫌がられないようにするだけだ」と。 他の仲間にも聞くと同じような答えです。理由を考えると、高齢な夫人は子供や孫たちは独自の生活をしているので遊びに来てくれない。亭主はいままで好き勝手な生活をしてきているから、これからは亭主に気遣わないで気ままに過ごしたら良いと固く思っているからなのでしょう。そうなると翔平はご婦人方のペット(お気に入り)かと思いたくなります。ペットと言えば、昔ドリス・ディが歌ったTeacher's pet (先生のお気に入り)を思い出しました。もう翔平に夢中、首ったけ!試合が終わった後のビデオも何回でも飽きずに観ている。ビデオを観ると追加のホームランが出るのかと思う。 ビデオで思い出すのは、私は阪神ファンですが、猛烈なトラキチの友人が甲子園で巨人戦の負け試合を観戦後、自宅に帰ってビデオを観るという。私は負け試合はもう観たくないと言うと、彼は「ビデオならヒョッとすると逆転勝ちになるかも知れないぞ」とニヤリと笑って言った。こんなトラキチも多いのだなと思ったものでした。 それにしても大谷翔平は大スターですね。投手として先発出場し降板後に野手として守備に就くケースや 、野手として先発出場し途中の回から救援登板するケースもある 。グランドに落ちているチリを拾ったり、マスコミにも礼儀正しい応対をしているのを見ると頼もしいなぁ、立派だなぁと感心してしまいます。ヒョッとするとこんな息子を子供に持ちたいと母性本能が働き、ペットのようにかわいがり夢中になるのかなぁとも思えます。女性だけでなく男性も同じ考えかもしれませんね。2023/03/12吉田勝昭 |