2024,01,26, Friday
四国新聞25日の朝刊に、県立琴平高校(水兼博士校長)の生徒22人が、お年寄りら10人にスマートフォン(スマホ)の使い方を優しく助言したという記事がありました。私はかねてより、高齢者(綺麗に言えばお年寄り)ほどスマートフォン(スマホ)を使って、身体の不自由になったハンディキャップをカバーする術を身につけるべきだと考えていて、みずからもそのように努力しています。
記事によると、琴平町主催の『スマホサロンもしもし』が23日琴平町総合センターであり、食べモノや高齢者対応などを学ぶ琴平高生の授業『生活と福祉』の一環で、3年生の女子生徒が講師役を務め、お年寄りが受講したという。何度も繰り返して教えてあげたり、実際に操作を試してもらったりしたようだ。また、お年寄りらが打ち明ける、スマホの失敗談や雑談にも笑顔で耳を傾けたという。孫にはジイジイも、素直になれます。 私も高松で、受講料を払ってスマートフォン(スマホ)講座を受講した経験がありますが、孫のような女子生徒から教わるのは失敗して怒られても、その質が違います。スマホは若者が駆使するITデジタルツールであることは間違いのないことですが、先に書いたようにお年寄りにも必需品であります。それに気づいた人は、周回遅れでもついて行っています。 生活必需品の例えば米やティシューペーパーやトイレットペーパーなどの重量物は、自動車が運転できなくなると、通信販売で入手するしか手がありません。通信販売が、今以上に利用されることになるでしょう。代金の支払いも、キャシュレス(現金以外)になると思います。今のうちから、『ペイペイ』などの利用を経験しておくべきだと思います。究極は『習うより慣れろ』ですが、まずは『習う』ことから始めましょう。 このように高校生が授業の一環として学校近くの公共施設に出向き、お年寄りにスマートフォン(スマホ)の日常使いを助言する機会は、受講する側に立つ私としても、ありがたいことであります。教える高校生も、自分の知識がお年寄りの役に立つのは大いなる喜びです。就職して社会に出る前からこうした機会を捕まえて、実社会と接することは貴重なことです。自分の家に、お年寄りはほぼいない。年寄りと接する機会も貴重であります。まさに、WinWin(三方よし)の関係です。 |
2024,01,25, Thursday
高松在住の私までもが心配していた、観音寺グランドホテル(同市坂本町)の事業継続が発表された。観音寺グランドホテルは、旧加ト吉(現テ-ブルマーク)が1973年と言うから50年前に開業。その後増改築を重ね、約400人収容の大ホール、17室ある大小の宴会場、レストラン、チャペルを備える。宿泊可能な客室数は40以上。可及的速やかに能登半島地震被災者向けに、無料貸出をするそうだ。新社長が珠洲市出身。
何と言っても約400人収容の大ホール、17室ある大小の宴会場が存続されるのは、西讃の経済交流の場が確保されることになり、私まで胸をなで降ろす。加ト吉が隆盛な頃、私も何度か訪れましたが、西讃のシンボル的な施設でした。企業の経営指針発表会や周年記念式典など、なくてはならないところです。 中讃の『オークラホテル丸亀』高松の『JRホテルクレメント高松』、加えて東讃の『トレスタ白山』・『ロイヤル三本松』など、大ホールを抱える施設が元気であってほしい。宿泊施設の方がコスパが良いと聞きますが、温泉施設はともかくとしても、大ホールは存続して欲しいものだ。毎日の利用があれば問題ないのだが、稼働率だな。 観音寺グランドホテルは、運営会社の琴参閣(琴平町)から今月設立の『T観音寺(同市、隅田光造社長)』に事業譲渡されて、ホテル名称はそのままで、宴会や飲食部門に注力して再生を図る。譲渡金額は公表していないが、『ニューレオマワールド』が1円で譲渡されたと噂されるが、観音寺グランドホテルが仮に1円であったとしても、今後予想される改修費は別にしても、今の従業員22名の雇用だけでも心配は大きい。 隣に併設する旧加ト吉本社ビルと合わせて、年間5千万円程度の赤字を計上し、昨年11月末で営業を終える方針を固め、譲渡先を探していた。8階建ての旧加ト吉本社ビルは大半が空きフロアとなっており、スタートアップ支援を公約に掲げる佐伯市長の要望に応えて無料で開放するという。具体的な運用方法は、今後市などと詰めるようだ。 観音寺市と言えば、旧加ト吉に代表される水産加工会社が集積する。働く外国人労働者は朝が早くて、午後3時の休憩は、ファミレスでたむろする。これも『時代が変わった』と言ってしまえばその一言で結実するが、水産加工品の生産がなくなってしまうわけではない。中国や東南アジアからのそれに、特に価格で負けるのか。これまで通りが通じない事情は山積し、商売が変わっているのは肌で感じます。日本人のDNA創意工夫で、人も企業もまちも、生き残ってもらい新しい産業を付加して欲しい。 |
2024,01,23, Tuesday
23日午前10時ごろ、金沢発東京行き北陸新幹線『かがやき504号』が大宮―上野間を走行中に停電が発生し、車両が停車した。東北と上越、北陸の各新幹線が通過する区間のため、東京―仙台と東京―髙崎間が終日運休し、東日本から北陸にかけての広範囲で、交通網が長時間乱れる、極めて異例の事態となった。
事故は架設トラブルで、作業員一人が感電で死亡している。事故だから想定外の事柄が続いたと思われるのですが、この程度のアクシデント(関係者の皆さんゴメンなさい)で、終日運休は頂けない。少なくても夜には回復するモノだと期待していたが、存外復旧に時間が掛かった。2万人が影響を受けたと言われています。関係ないモノはこのように文句を言っていたら良いのだが、関係者にはお見舞を申し上げる。 専門的な事故復旧策は分からないのですが、次の日の始発から回復したのは『あっぱれ』と私は申し上げたい。ただ事故対策案が十分出来ていたのか、その点は今後の対策として考えてもらいたい。素人目にも、事故車両から乗客を線路敷きに降ろすのは、あってはならない一番の処置だと危惧する。となりの線路があれば、そこに救助車両を横付けし、車両間の架け橋で移動することができたら、乗客は老若男女安心すると思う。 先の飛行機事故でも、緊急脱出口を開けて脱出することは搭乗客全員が知るところだ。そのように新幹線停車事故では、直ちに到着する横の車両に移動することを、日本の新幹線あるある(常識)にしていきたい。とは言っても火災の発生や暴漢の対策には、下車もあり得るとは思います。いずれにしても事故は発生すると考えて、事前準備をする『備えよ』が求められる今後の対策だと私は考えます。 一番の被害者であった『感電死』の作業員さんのご冥福を、心からお祈り申し上げます。国内の新幹線網は、1億国民のまさに足になっています。新幹線各社を束ねて、国土交通省が『対策案』を構築すべきことだと私は考えます。 |
2024,01,22, Monday
屋島組メンバーが、屋島山頂の山上交流拠点施設『やしまーる』を後ろにして、眼下の瀬戸内海を眺めています。瀬戸内海は多島美が一番の売りで、大小の島がここからでも奇異に見えます。綺麗だという表現もあたっていると思いますが、不揃いの意味のない配置が、ここから眺めても面白いのです。突然ですが私はかねてから、サンポート高松(高松港)から女木島へ連絡橋を架けられないモノかと、考えています。久しぶりにここでその対象地を見ていると、改めて面白い発想だと思うのです。
本音は『海底トンネル構想』ですが、そのトンネルも香川県が世界に誇る『日プラ製』の透明のアクリル樹脂パネル製のトンネルです。日プラ株式会社は、日本の香川県木田郡三木町にある日本企業で、アクリル樹脂パネルメーカー。 海遊館や、沖縄美ら海水族館をはじめとする水族館の水槽を製作していることでも知られています。周り300度がアクリル樹脂、つまり透明で『鯛やヒラメの舞い踊り』が見られます。 こんな夢物語をメンバーに語っただけでも、否定的な無理論が出て来ます。でも日プラなら、香川県の日プラならなんとかしてくれるのでは。世界60数か国に納品実績があり、日本では海遊館(大阪)や沖縄美ら海水族館、旭山動物園のぺんぎん館、白クマ舎などもしられる。また、日プラは新屋島水族館を経営するせとうち夢虫博物館の親会社でもあります。そうこうしているところに、日プラのトラックがやって来ました。あまりにも、出来すぎた話です。 新屋島水族館の入口には、日プラの創業者・敷山哲洋氏の『当館の歴史』の銘板が掲載されています。『世界の水族館、関係者が口を揃えてこう言います「水族館の歴史を語る上で、屋島の水族館は必要不可欠」と』。それに花を添えるように、安倍晋三元首相の揮毫があります。『世界の水族館の原点となっている新屋島水族館が、今後も多くの子どもたちや地元、さらには国の内外からの来訪者に囲まれて、六十周年、七十周年、そして百周年に向けて、更に発展されることを祈念します。令和元年12月1日日本国内閣総理大臣 安倍晋三。小欄で既報の通り、岸信介元首相の揮毫もあります。 いくらかかるか、投資対効果を検証したわけではありませんが、せめて架け橋にして、一部に海底トンネルでも良いのですが、無理ですね。直線距離にして2.7km、3千メートル先に宝の山があるのです。更に男木島と結ぶのも面白いと思うのですが。 岸信介元首相の揮毫 |