新春6日、珈笛画廊・ほのほ(高松市中野町)において、アフリカン太鼓3人衆ユニットのミニコンサートが行われました。連絡をいただき慌てて駆けつけましたが、よくよく考えてみれば画廊・ほのほは確かにミニコンサート会場として昨今、面白いタレントが話題豊富な楽器を演奏することで有名になっていますが、三好東曜&アフロ✩タイコ倶楽部と聞いて、「おや」と少し違和感を覚えました。
日頃は週間新潮の表紙絵を画いている成瀬政博氏の原画を販売・レンタルしている珈笛画廊・ほのほですが、今日ばかりは週刊新潮の表紙を書いている成瀬政博氏の絵をかなぐり捨てて、三好東曜さんら三人が画いた絵を飾っています。なるほど絵と音楽の珈笛画廊・ほのほ、確かにポリシーに合致しています。
絵はともかくとして、『太鼓』はなかなかのモノです。日本人には『和太鼓』が一般的ですが、何と言えば良いのか仮にアフリカン太鼓としておいて、息の合った三人の演奏は聞くモノ観るモノの心をわしづかみ。ギニア人の『Solo』のところへ三好東曜さんが訪ね、太鼓の指導を乞うたのが20年前?とか、その後来日してたまにこうしてミニコンサートをやっていて、CDも出しているそうだ。
もう一人は台湾からの『Fablan』さん、これ以上詳しい経緯は知りませんが、何とも面白い組み合わせのユニットのコンサートでした。8日の昼からも同所でFinalコンサートをやるようです。写真にあるように、そらさんはギニア人です。ギニアの国旗は、縦三色旗で、左から 赤・黄・緑 の順に並んでいます。この三色はアフリカ最古の独立国・エチオピア国旗に古くから用いられているもので、汎アフリカ色と呼ばれ、他の多くのアフリカ諸国の国旗にも取り入れられています。 赤は血、黄色は金や太陽、緑は農業を意味しています。関連して、ギニア国旗に使われている赤黄緑は汎アフリカ色であり、また、この3色は国の標語である「労働・正義・団結」の意味もあるそうです。
彼の太鼓はアフリカを代表する音律で、このように活字で表現するのは不可能ですが、特に高音『ぱんぱん』という音色は、やはり訴えるモノがありました。彼の手は、分厚いのですが意外に柔らかい。それであのしなるような音が出るのだろうか。