22日夕、香川町の葛西小夜子さんから電話を頂戴しました。夫・葛西浩さんの葬儀が、18日に行われたとの知らせでした。松野家と六親眷属親戚関係にあり、特に私の祖母・ミツヱが大変世話になりました。過去には祖母の実家、三名町の日下豊さんから連絡をもらっていたため、何の心配もしていませんでした。豊さんの死後から、連絡網が途絶え、氏の葬儀さえも知らされなかったほどです。
誰が悪いというのではなく、一口で言うと『時代が変わった』としか言いようがありません。日下家でも当主豊様は、確か9人兄弟姉妹の末っ子。家を出た兄姉から、十分な支援があったからこそ、実家の慶事仏事の取り仕切りが出来ていたのでしょう。広い田んぼがあって、戦争中でも食べるモノに不自由はなかったと、生前の祖母は自慢していました。
昨日は遠出をしていて都合がつかず、本日午前中に自宅へ馳せ参じました。行ってみて驚きました、今日は葬儀後から始まった7日参りの読経が、称讃寺(香川町大野)端田信弘住職の手で行われるから一緒にと奨められました。奥からは、桑嶋紀二氏の顔が見えました。そうだ親戚だ、奥様(浩様の妹)がここから出ています。仏間に進むと数人の親しい人が集まっていました。そうこうしていたところに、端田信弘住職が到着され久しぶりの会話です。
浄土真宗は、鎌倉時代に「親鸞聖人」によって開かれた仏教で、「一向宗」とも言われています。「阿弥陀如来」を本尊として「南無阿弥陀仏」をとなえます。その中で西本願寺(京都市)を本山とする宗派を、本願寺派といいます。称讃寺端田信弘住職とは、前職のレストラン経営の時からの知己で、香川県中小企業家同友会会員でした。
互いの名前が『のぶひろ』で、親しくしてもらっていました。『アイディアマン』で、創意工夫の天才です。今でも称讃寺でいろいろな行事を企画して檀家さんを呼び込んでいると、今日の参列者の一人の感想です。昔と違って、今の寺経営は苦労が多いと口では言っていました。それでもお元気で、楽しそうでした。住職が明るく元気だと檀家衆は、安心して「南無阿弥陀仏」を称えて幸せになれます。
今月10日には山本純(香川町大野在住・高松栗林LC前幹事)氏の御母堂様の告別式がありましたが、私は当日参列できず申し訳ありませんでした。読経前の短時間の会話で、松野誠寛が高松栗林ライオンズクラブメンバーであり、同じクラブの山本純に辿り着き、葬儀参列者L塩田博志L馬場基尚と次ぎ次ぎ名前が出てくるのです。これには、参りました。端田信弘住職は、高松空港ライオンズクラブメンバーでしたか。実に多才な人であります。
葛西浩さんには仕事でも、大変お世話になりました。遺影には今の私と同じところに『ほくろ』があります。血のつながりか、何と無く似ています。心臓疾患で突然死だったようで、奥様からいろいろ質問がありました。享年88歳でしたか私の知識で役立つなら、何でもお手伝いをしますよ。親戚付き合いも時代と共に濃淡が出来て来ますが、世話になった恩は石に刻んでお返ししたい。浅学ですが、世間での雑学にはたけています。元気でいたら、今しばらく仕事も出来そうで、多少なりともお役に立ちますか。ご冥福をお祈りします。