『イリス(スペイン語で虹の女神)』のリリース記念ツアーが、27日の名古屋を皮切りに、29日高松30日松山そして最後が31日伊丹と続きます。バイオリンの柴田奈穂さんとピアノの太宰百合さんが二人で組んだ『イリス』に、高松と松山公演だけギターの智詠さんが加わり、二人の存在を盛り上げます。
私は音楽と絵画にまったく才がなく、これまでにも接する機会がなかったのですが、ここ数年珈笛画廊・ほのほのオーナーからお誘いをうけ、参加しています。皮肉なことに私の二大鬼門の、絵画と音楽の聖地のようになっています。特にピアニストは、この会場とピアノを絶賛します。勿論私は『こんなものか』とならされて、特別視はしていません。罰があらるかもしれません。
オーナーの二見尚子さんは「箱を貸すだけ」と言っていますが、盛んにプロモートしています。加えて井上真由美さんが企画運営に注力しています。このイリス・リリース記念ツアーも、井上女史が実に上手くプロモートしています。『光と影 静謐と情熱 タンゴやフォルクローレ、南米の香りをまとう音の叙情詩』実に呼び込みのつかみが上手です。チラシの写真も、『空、風、生命、夢、音色にのせて 詩のように』で二人の女性を引き立てています。
前段が長くなりましたが、『イリス』はピアノとバイオリンが実に上手く上になったり下になったり、まさに光と影の役割を担って進行しています。二人の演奏も素晴らしいのですが、ギターの智詠さんが加わると、一層味が引き立ちます。東京から松山市に移住し、このツアーも高松と松山公演だけ加わるようですが、高松の参加者は幸運です。ギターがあるとないとでは、失礼ながら雲泥の差です。これは素人感覚ですから玄人うけは分かりませんが、彼が一枚加わるだけで、二人の味が一層美味く出ています。