大方の予想通り、投票終了の午後8時にNHKテレビが、『小池百合子東京都知事当選確実』を出した。当然開票はまだ進んでいないが、投票者への出口調査(誰に投票したかの聞き取り)によって、小池候補有利とみて、「当確」を出した。投票集計結果も、1位小池百合子366万票余りを獲得し、2位宇都宮健児84万票、3位山本太郎65万票らを大きく引き離し、2期目の都民の期待票となった。
この結果を受けて、安倍晋三首相の衆議院解散・総選挙の可否や時期を巡る判断に「今のうちにやろう」観が、一層ハイテンションになったようだ。自民党は5月、早々と独自候補の擁立を見送った。二階俊博幹事長は、「小池氏を実質的に支援する」と言及した。都議会自民党との対立など、因縁の深い議員団を押さえ込んだ。この段階で、小池再選の下地が出来上がった。
この結果自民党は一部が支持で自主投票、公明党は小池氏を実質支援した。その結果が366万票に結びついたわけだが、新型コロナウィルス下での選挙で、打つ手が次々と報道される現職は、平時より露出が多くなり、一層有利に働いた。また投票率が下がり、そして総数22名という立候補者数で、現職小池百合子東京都知事への信任票になったと考えられる。
さてこの体たらく次は野党の再編構想が、どのように加速するのか興味がわく。速くしないと、解散総選挙に追い込まれそうだ。テレビドラマの捜査第1課長の最後の激、「被害者の無念を晴らすため、必ずホシを上げる」の力強い大義名分を持ったリーダーはいないモノだろうか。野党はその存在意義と本来の努めとしての『政権奪取』を常に念頭に置いて、政治活動・地元対策・私生活をやっているバズであります。
今の国内情勢を見渡して、国民は安倍晋三首相に、この先長く総理大臣をやって貰いたいとは思っていないのではないか。私も自民党員ですから、次の政権も自民党政権であってほしいと考えていますが、河井克行衆議院議員や、妻の河井案里参議院議員の愚行を見るにつれて、政権交代があり得る程度の緊張感が、国政政治には必要だと思います。
トランプ大統領のやり方も全部が全部賛成はしませんが、ある程度の「アメリカ・ファースト(アメリカが一番)」思想は、必要だと思います。それが過ぎて、「トランプ・ファースト」となるとやはり問題です。新型コロナウィルスの影響で、世界中が停滞している今、日本でも球磨川の氾濫などで死者49人心肺停止1人と報道されています。被害に遭われた方には、衷心よりお見舞い申し上げます。
最近この手の愚痴ネタが多くなりましたが、考え方をポジティブに、目が覚めたら再度老体にむち打ち、自分の出来ることで社会のお役に立つことを誰にも負けない努力でやります。大雨が治まりますように。