2022,11,08, Tuesday
今年の秋季四国地区高校野球大会は、10月29日(土)から11月6日(日)まで週末限定の2週にわたり、会場は香川県、『レグザムBP丸亀』と『香川レグザムスタジアム』の2会場で行われた。試合結果は、来春の甲子園大会出場校選抜のための参考資料となる。決勝戦に進んだ、英明(優勝)と高松商(準優勝)の選抜出場は、確実と見られている。
私はこの大会の高松商の戦いは、初戦の対徳島商(1-9で高松商勝利)だけ球場で見られたが、その後は県外移動と重なり観戦は叶わなかった。新聞や高松からのLINE情報だけだが、準優勝の高松商、私の期待以上の結果を残してくれた。一方、優勝チームに与えられている明治神宮大会高校の部出場はならなかった。 私も、決勝戦の先発甲田和喜投手起用には驚いた。当然、エースの大室亮満投手でいくものと考えていた。全国大会で勝利するためには、投手が3人は欲しいところ。一番手の大室亮満投手は、見通しが立った。3点内には押さえてくれそうだ。四死球が少ないのが、守りのリズムを創り出している。打たせて獲るタイプの投手に成長した。しかしこれとて、絶対のエースに成長するのはこの冬の精進が課題。 決勝戦の先発甲田和喜投手(背番号10)は、5回を投げて6被安打与四死球3自責点1とまずまずの及第点。2番手佐藤晋平(背番号11)右腕が、中終盤の4回を投げて被安打5与四死球6自責点3。両投手で失点5は、少し多いか。その証拠に負けてしまったのだが、次の投手をつくるという長尾健司監督の意図は、痛いほど分かる。 対戦相手の英明も、百々愛輝投手が先発し、5回を自責点なしでエース神田晃成投手へつなぐも、エースが1回をもたず2失点で降板した。ただ終盤8回途中から背番号10下村健太郎投手を投入し、後続を押さえ勝利した。横手から手元で動く球などを巧みに投げ、凡打の山を築いた。やはり技巧派には、高校生はまだまだ研究が足りない。 夏の甲子園大会出場で、始動が遅れた高商新チーム。長尾健司監督は、明治神宮大会より、チーム力の充実作戦をとったのか。それでも勝てたら、一層の励みになる。選手は試合の中で成長する。じっくりまた一からチーム力をつけてもらいたい。12月イチロー先生は、もう来ないかな。 さてこの後、選手らには冬の厳しい練習が待ち構えている。われわれOB会は、環境整備のための資金獲得を考えて、早めの実践に取り組まなければ。ありがたいことに、高松商はこのところ甲子園出場が続き、募金が度々になっている。しかし子どもら側から見ると、私立校に対して公立校の個人負担は圧倒的に多い。恒久的な対策を考える歴史的転換期にあるように思います。募金は浅く広く、つまり多くのOBから少額を頂くのが、納税制度と同じ恒久化出来ると思います。 |