2022,11,01, Tuesday
香川県は1日、観音寺市内の養鶏場の鶏について、遺伝子検査でも陽性(感染済)を確認したと発表した。この養鶏場が飼育する約4万羽の殺処分を開始、4日には埋却完了するという。感染拡大を防ぐため、発生現場から半径3キロ圏内の鶏やたまごの移動制限区域、同3~10キロ圏内を搬出制限区域とした。3キロ範囲は観音寺市内で、10キロになると市をまたいで三豊市まで含まれる。
県内での鳥インフルエンザ発生は、2020年11~12月に三豊市を中心に計13例が続発して以来。今季国内では10月下旬の岡山県、北海道に続いて3例目。私は岡山由来ではないかと思うが、それはあまり意味のある探索ではない。これから先の防御対策としては重要なことだが、今やることは、やはり殺処分だろう。処分には県職員ら約50人が交代で作業に当たり、3日午前に殺処分、4日には埋却を終える予定だという。 現場は養鶏場の密度が高い地域で、他の養鶏場に広がらないように感染防止策を徹底するという。先例として岡山と北海道で感染となると、日本中に感染が広がらないかと心配する。鶏は焼き鳥にしても、たまごで食べても安くて美味い。有難い食材ですが、感染に対しては脆弱だ。 本部を日本に置き、現在36の国と地域に組織を持つ国際NGOのオイスカの綾川町の四国研修センターでも鶏の飼育をしていますが、ここでは『平飼い』と言って、一般的な養鶏場の飼育方法とは違うようです。小規模養鶏であれば、『平飼い』でも良いようだが、今のような安価なマーケット価格は維持出来ない。やはり価格維持には、大量生産だろう。 自然災害は防疫だけだが、事前の対策にも限界がある。関係部署では事後学習をして対策としているようだが、残念ながらこのように定期的に鳥インフルエンザは発生している。そのたびに全量殺処分は、経営的にも大変だと思う。とにかくこの防疫作業、大変だと思いますがお願いします。 |