■カレンダー■
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
<<前月 2024年05月 次月>>
■お問い合わせは■
松野不動産電話番号:087-888-0011
■過去ログ■
社長日記過去ログ
■メニュー■
松野不動産ホームページ
■管理者■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
■新着記事■
■カテゴリー■
■月別アーカイブ■
■リンク■
■その他■
■来訪数■
合計: 2356651
今日: 2026
昨日: 3293

高松港海外客船の誘致に力
かねてより港町高松は、森進一さんの「港町ブルース」にも登場するように、四国の玄関口として港から栄えました。国鉄宇高連絡船や、関西からの大型客船が来なくなった今でも、サンポート高松は2万トンの着岸に備えて、バースの設備を整えています。

ここで香川県は、さらに海外の大型旅客船の誘致に乗り出す考えのようです。高松港の接岸設備を、これまでの2万トンから5万トン級の大型客船の入港が出来るように改修をしました。しかし2万トンが来ないのに、果たして5万トンが入港するのでしょうか。

これまでは2万トンの船のサイズに合わせて、225㍍の岸壁でした。今度この岸壁に船舶が停泊する際にロープを巻き付ける「係船柱」を沖に向けて3つ増設し、310㍍までの船長の客船(5万トン級)が停泊できるようにしたものです。深さは要らないようです。比較的軽微な増設です。

高松港は、高知港、大阪港、大分別府港、鳥取境港の計5港と、国内外のクルーズ客船を誘致する「五港物語」なる協議会を今年9月に立ち上げました。ハードとソフトの両面から、大型客船の誘致に再挑戦しているわけです。

ところで2万トンを超える大型客船は、日本国内には4隻しかなく、さらに5万トン級となれば、日本郵船グループが所有する「飛鳥Ⅱ」の1隻だけだと思います。この数字から高松港は、2万トン客船の入港に的を絞って当初築港したのです。

ところが、2008年から2010年度までに国内の港に来た海外からの客船49隻の内、37隻が2万トン超5万トン以下の客船です。この数字から5万トン級の外国客船入港誘致に動いているわけです。

また日本国内をクルーズする船を利用して複数地点を回る場合は、成田空港や関西国際空港に飛行機で来日するケースがこれまでは多いのです。こうしたツアーの立ち寄り港として、高松港を欧米の旅行関係者に売り込むのに改修が必要だったのでしょう。

昨年まで外国客船の入港が多いのは広島港ですが、世界遺産「安芸の宮島」や「石見銀山」など、行くところがあるから広島港へ入っていると思われます。高松港も、入港後の観光地を持たないと、設備倒れとなりかねないのです。

例えば「金比羅宮」周辺の世界遺産化や、直島を代表とする離島と現代芸術をメインに欧米からのクルーズ旅客を集めるなど、戦略を巡らせないと、ハード整備だけでは世界の人は来ません。もちろん日本人も来ませんよ。

日本一のクルージングゾーンは、間違いなく瀬戸内海です。世界一がエーゲ海と言われていますが、私も体験しましたが、違うところは建物の形状、とりわけ色です。瀬戸に沈む夕陽は世界一です。瀬戸内海の多島美を、長時間で楽しんで貰う訳です。

3日滞在すると、3度夕陽が堪能できます。大阪・高松・広島か別府に寄港する。観光をして次へ。また高松港の繁栄は、高松空港へも波及します。韓国中国への直行便が、また東京羽田からの12便が、船客を連れてきます。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=1722 |
| 社長日記 | 07:14 AM | comments (0) | trackback (0) |

PAGE TOP ↑