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安定という名のゆりかごで人心が落ち着く
衣・食・住において、その供給と価格が安定している所に人が集まる。毎日のように利用するスーパーマーケットがその先鋒で、価格の安いスーパーや価格は高いが品揃えが優れているスーパーなど、『安定』で人は群がる。今ではその形態も、リアル店舗から宅配型店舗へ量は微々たるモノだが移っているが、安定した商品を提供するスタイルは変わることはない。

今日のネタは安定の中でも、収入に関しての安定つまり『固定給』について持論を少しだけ展開してみたい。TV番組だったと思うが、高知県の漁業会社が従業員(漁師)に対して『固定給』を基本にして、豊漁ならばプラスアルファーの大漁大袋(ボーナス)を支給するという採用方針を打ち出し、入社社員を多く集めていると聞く。ある意味、もっとも『固定給』にしにくい業種業態だと思う。それを『固定給』にするというから、若者が集まるのだろう。

今月23日に、札幌すすきのにある社交場『原価チェーン』を知人と訪ねた。すすきのに11店舗を経営するという田中裕美子ママはこの道46年だという。3歳で始めても50歳に届くが、若く見えオーラを感じる。商売柄それは当たり前だとしても、その内の1店舗『アルト7』へ案内された。そこにはママの実妹と従姉妹が働いていたが、従姉妹は勤務歴36年、あそこのカウンターにいる女性は26年勤務、横についた女性は8年でこの店では新人だという。

新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、すすきのも全国ニュースになるほどの大流行地。道庁職員の閉店要請にも「女の子の生活を守る」という大義で以て、店をローテーションで開けて従業員の生活を守り抜いたようだ。お客様にもこの考えを伝え、協力を得て今日がある。給料は固定給だというが、フル入店の契約をしている女性は少々のことでは休まないという。想像するに、週末だけの勤務もそれなりの固定給なのか。

考えてみれば稼いだ範囲内で支払う『歩合給』が当たり前の世界の中で、歩合給であれば、経営でも何でもない。固定給を、それも世間相場より高めの固定給を支払えてこそ、経営者と言えるのではないだろうか。翻って不動産会社はどうだろうか。他は知るよしもないが、わが社も『固定給』だ。人の出入りも零ではないが、遠い昔の『歩合給』の頃に比べたら圧倒的に在籍期間が長くなっている。それでも、新入からの終身雇用はなくなった。新規採用を、今はしていない。

話を戻すが『すすきの』と言えども私は、大都会にある田舎だと思っています。北海道という袋の中の雄(大都会)という意味であり、喧嘩を売ろうとはしていません。最近は高松の浮かれ街へも行かず、そこの情報はありませんが、高松の繁華街は全体的に下火ですがそれでも元気な店はあるようです。高松は疑似都会ぶっていて、雰囲気は那覇の店のイメージかな。ごちゃごちゃしていて、特徴がない。香川県四国のキャパでは、安定にならないにか。福岡の中州も大都会にある田舎で、ここも動かない女性が多いのと違うのかな。

後継者不足と言われながら、跡継ぐ若者の動機の一つは、「めしが食えそうだ」。移住もそうで、家族が生活していけそうだと思わなければ、移り住むことはない。商売人の子どもは、実家が廃業したりで行き場所がなくなり、サラリーマン化している。小商いが大企業に席巻され廃業に追い込まれ、大中小(創業を含む)企業に働くサラリーマンが増えている。多くの日本人が、『安定』を望んでいるのではないかと思う。


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| 社長日記 | 08:56 AM | comments (0) | trackback (0) |

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