今週はキャプテンが病欠、所用等で休みの人が出て5人のパーティでいつもの東山地墓地付近からアタックします。キャプテンは予定の手術を終えて退院し、自宅療養中で今日は欠席でした。経過観察中と聞きました。全快をお祈りしています。われわれの年になると、『経年劣化』が進み、どこかしこ不具合が生じています。
私も2021年に食道ガンが見つかり、摘出手術をしました。運良く発見され、早めの治療で事なきを得ましたが、お礼も込めて断酒が続いています。もう少し『世のため人のために尽くせ』と、神の啓示があったと勝手に解釈しています。こうして屋島登山が出来るのは、ありがたいことです。
さて今日のメンバー見聞録は、標題のように『確定申告』です。お一人が指定会場へ行ったら今年の確定申告は、「スマホを持っている人はe-TAXで申告して下さい」の声に押されて、スマホで申告したのだが、「昨年と結果(の数字)が大幅に違っていて不安だわ」と言うのです。私より幾分高齢で、不動産収入があるとのことでした。今の私は税理士に申告を依頼していますが、e-TAX前は勉強も兼ねて十数年自分で申告を、その頃は紙と郵送でやがて電子申請でやっていました。
私は曲がりにも商業科卒、大学も経済科ですから簿記の素養もあり『確定申告』など簡単だと胸を張る立場ですが、あに図らんや、これが苦戦の連続。私の困りごとは『減価償却』でした。その頃は『定率償却』と『定額償却』が選択適用され、建物と設備が分かれていて私には不可解でした。前年の価格を引き継いで、今年の償却が行われます。果たしてこれが正しいのか、そこが素人の悲しさ。考えなければ悩みもないのですが、真剣に考えたら苦慮するところも出て来ます。
e-TAXになってから私もパソコンから申告しましたが、まず『カードリーダー』の購入が必要でした。これがスマホになると、簡単に『マイナンバー』の読み込みが出来ます。これで今年の高松税務署は、スマホからの申告を働きかけます。税額計算もパソコン画面上に出て来て、プラスマイナスの計算も自動化、簡単申告が完了です。ところが現実は、そうはいきません。ましてやスマホの画面上の数字では、メガネをかけてどうにか。勿論拡大も出来ますが、拡大すると隣の数字が見えなくなります。
高松税務署も今後はミラーリング機能を使ってテレビ画面や大型画面に映したりして、申告者に理解してもらう努力が必要だろうと考えます。スマホやSNSの進化で、確定申告の異議申立が続出すると、二度手間になりかねません。確定申告は国民に手間をかけさせますが、私は申告できる人(不動産収入が少しでもある人等)は、是非ともやるべきだと推奨します。
過去の確定申告は、徴税という国民の義務にばかり目が行って『確定申告で得をする』発想が少なかったと思います。国民的ムーブメントはまず得をするからやる、そしてそれが『世のため人のためになる』という理念に基づくモノが成功すると私は考えています。損をすると考える施策は、長続きしません。徴税は広く浅くやるべきです。
長くなりましたがもう一つ、今日の屋島では、自動運転バスの自証実験が行われていました。過日23日大西秀人高松市長や市会議員の先生方が乗車されたと報道されていましたが、その際は、『スカイウェイ』を走行していました。『屋島スカイウェイ』は顕彰碑にある通り、真鍋康男(香川日産)氏の功績で、個人(会社)であれを作りその分有料でした。今は高松市が買取、公道にして無料化自動運転バスの自証実験を公道でしています。
今日は、山上駐車場から『旧甚五郎』までのコースながら予約で一杯、残念ながら乗れませんでしたが、来月3日までという短期では、その機会もないでしょう。しかしこうして屋島は少しずつ、昔の賑わいを違った形で盛り返しています。