2024,02,03, Saturday
セイコーエプソン(長野県諏訪市)は、2025年にも衣料品から繊維を再生する事業を開始すると言う。私の印象ですがエプソンは、コンピューター用インクジェットプリンターの最大手。大型プリンターに対して、小型プリンター用では日本一世界有数の製造販売会社。紙のリサイクル技術を応用した再生装置を開発し、衣料品メーカーなどに供給すると報じられています。現在行われている方法より、再生率を5倍に高められると言う。
エプソンの事業参入で、衣料品の環境負荷の低減に弾みがつく。2025年にも欧州連合(EU)では、売れ残った衣料の廃棄が禁止されるようだ。私の衣料と言えば、これまでは『スーツ』を仕事着、作業着と考えてそれなりの数を揃えていますが、逆に私服というか普段着の服は多くはありません。かみさんは婦人服ブティクをやっていたりしていたこともあり、それなりに服を持っています。隅に追いやられる彼らです。 エプソンは使用済みコピー紙から再生紙にリサイクルする技術を応用し、衣料に衝撃を与えて繊維を取りだす装置を販売する。回転歯で衣料を裁断して繊維を取り出す従来の方法では強度を保つため大量の綿素材を加える必要があり、繊維の再生率は10%程度にとどまっていた。これに対しエプソンの方法は、50%超に達し、技術精度を高めて将来は100%を目指す技術のようだ。 繊維業界の世界も、激変している感が強い。その最右翼が、ユニクロだろう。私の趣味はともかくとしても、着なくなった服の処分は、市ゴミに出すのが私のやり方です。クリーニング店でも古着回収BOXが設置されているが、ここへ持参することはない。古着リサイクル店でも、ブランド品は少額だが買取もあるようだが、私の服でブランド品はない。 多くの企業が産業構造の変化に伴い、廃業や業態変更するようになる時代ですが、企業は毎日少しずつ『イノベーション(技術革新)』をやっていかなくては生き残りが出来まい。しかし消え去る企業は目に見えますが、新しく誕生する企業は成功して確たる実績になるまで、なかなか見えるまでになりません。それでも旧態依然の業種業態で、どっこい可能性を感じる企業やシステムがあります。 頑張ってほしいものの一つは、タクシー配車システム『GO』。スマートフォン(スマホ)アプリの『GO』で、お客は自分のスマホに入れた『GO』を一押しして付近を走行中の空車に乗車希望を入れます。受信したタクシードライバーは、これに応じてその地点でお客を拾い、目的地まで送り届け料金はスマホ決済。これだとドライバーの負担は軽減され、土地勘のないところでも車載ナビゲーション(カーナビ)を目的地まで辿り着けます。 このシステムが上手く行けば、お客は待ち時間が少なくなり、到着地を告げておけば万一ウトウトしても恐らく無事に送ってくれることでしょう。ドライバー不足が言われていますが、確実に稼げるなら週末だけの兼業ドライバーも登場するのかも知れません。新しいナビゲーション(カーナビ)システムの導入が必要かも知れませんが、この位は半年で償却できるでしょう。私はすでに『GO』をスマホに入れて待機していますが、香川県では高松市内がまだで、坂出丸亀善通寺あたりで始まっているようです。 話しが随分飛躍しましたが、セイコーエプソンも頑張って欲しい。キャノンや富士フィルムホールディングスも、過去に比べたら大きくイノベーションしています。これまで残れた企業は一層逞しく、新しいことに意欲的です。『衣食住』で、なくなることがない衣料品の世界のネタでした。明日は恐らく、衣料品のもっと小ネタになるでしょう。 |