2023,12,23, Saturday
今流行の、ハガキ圧縮型郵便が届きました。三つ折りの表紙面の隅からはぐれば、四国電力の電気料金滞納に起因する督促書と、コンビニからの支払用紙がセットになった実に上手く出来た様式を備えた書類でした。それを三つ折りにして圧縮したハガキです。所有するアパートの一室が募集中になって、私の名前で請求が空室ポストに投函されていていました。請求金額は1590円、督促料込みとしても驚く金額ではありません。
これを今日の小欄のネタにしたのは、電力会社の代金請求権が、債権回収会社(サービサー)に売られていたという現状に驚いてのことです。電気代の請求と支払方法は色々あると思いますが、この例のように一度だけとか臨時払いが往々にしてトラブルになるのです。私もこのあとは、口座振替にしていますが、手続きが間にあわなかった分がこのように彷徨うのです。 私の経験からだと、電力会社からの督促が再度届き、同じようにコンビニの店頭払いが一連の動きとなります。ただしこの支払期間が1~2週間程度、気がついてコンビニに駆け込んだら「お客様期限切れでこの用紙は使えません」と外国人店員さんに指摘されます。彼はこの類いの対応にも、精通しています。外国人店員に、日本人の私が日本の制度を教えられています。 電気料金がこのように処理されていることは、まったく知りませんでした。サービサーが登場するのは、不動産債権がらみでは良くある話しです。住宅ローンが支払えなくなって6ヶ月ぐらいを経過すると、まずは融資先の銀行から督促が来ます。これの期間が過ぎると、電気料金と同じように『住宅債権』が債権回収会社に売られます。この時の金額はまちまちだと言われていますが、肌感覚では1割程度を基準としているのではないでしょうか。 よしんば2割としても、1千万円の債権(残りの借金額)であれば2百万円。銀行としては、残り8百万円を回収不能の損金として処理します。多額の儲けから8百万円を差し引くわけです。一方債権回収会社(サービサー)から所有者へ、8百万円の買取と立退きの打診だあります。私が体験したケースでは、半額の4百万程度であとは推して知るべし、多く回収が出来れば債権回収会社(サービサー)の儲けになり、話しがこじれたら『競売』になります。 その昔は直接融資の銀行窓口から、丁寧な催促等がありましたが昨今は、さっさと債権回収会社(サービサー)に売却するようになったと感じていました。言われた債務者は、親兄弟子どもなどに相談して、何とか4百万円(3百万円になるか2百万円か)を用意して、債権回収会社(サービサー)と話しをまとめます。こじれたら『競売』に移行します。 この制度が、電気料金の1千円にも適用され始めた(早くからあって私が知らないだけ?)前段のような動きになっているようです。これは回収金額の多寡よりも、時間ですね。もう一つのビックリは、益々進化するコンビニです。私はあまり使わないのですが、先の電気水道等の公共料金から、国県市町の税金など、枚挙に暇がありません。ついでに23日に土曜日、町内の忘年会があります。手数料無料の労働金庫口座から、現金を引き出しました。 |