今年最後の幹事会で、今年稼いだ資金の使い方について、幹事さんらの意見を伺いました。本部を日本に置き、現在41の国と地域に組織を持つ国際NGOですが、国からの資金援助は廃止され、すべてが自腹で海外拠点や、国内4拠点の収支を賄っています。過日2023年の海外研修生6名が、10ヶ月間の研修をおえて四国研修センターをあとにしました。
来年1月末には、新しい年の海外からの若者が7名やって来ます。彼らは日本へ来ることに、『大きな期待』を持ってやって来ます。現地での選抜がどうなっているのか私は知りませんが、挑戦者は万を持してやって来ます。受け入れるわれわれ四国支部会員が、どのようにして迎え入れてやれるか、日常生活は研修センター職員に委ねることになりますが、われわれは彼らの催事活動費を稼ぐことに力点を置きます。
私も別のNPO法人を持っていたりして会社法の勉強もしていますが、公益財団法人オイスカは公益法人ですが、これらの組織が資金を獲得したらいけないとは規定されていません。往々にして公益法人は『儲けたらいかん』と言われますが、収入を得てそれを本旨に沿って支出すれば、何の問題もないと解釈しています。間違っていたら、ご指導願います。
このような考え方から四国支部高松推進協議会は、コロナあけ頃から資金獲得にあの手この手を駆使し、今年は『チャリティーゴルフ』と『オイスカカレー販売』を手がけました。その収益金を、上部団体の四国支部と研修センターの40年ぶり建物改修費用に寄付することになります。私ひとりの判断で、大勢の参加協力を得た会員さんの意見を聞かずして決められず、押し迫っての幹事会開催となりました。
来年に向けての大きな方針として、オイスカカレーを仏生山大名行列まつりで販売することは再確認できましたが、販売価格についての意見交流がありました。息込んで原材料の値上げから販売価格を600円から700円に値上げしたのですが、これが裏腹に出て食材を余してしまいました。要するに売れ行きが悪かったのです。『値決めは経営』稲盛和夫塾長の教えが、このような場でも言えるようであります。
またかねてから考えていたオイスカ6次産業化の一環として、来年は『オイスカカレー』のテスト販売を始めます。会員さんの催事会場を週一程度でお借りして、お昼にカレーを販売します。研修生が販売員を担当できるかまだ不確定ですが、彼らが帰国してからも作ったモノを販売することから、接客も研修の一つかと私は考えています。
慎重会議のあとは、『フラット仏生山』から近くの『てんやわんや』に会場を移動して、忘年会をしました。高松推進協議会の幹事会は、『フラット仏生山』で開催することが多くなりましたが、『てんやわんや』は初めてです。皆さんに、仏生山町を知って貰うにも良い機会になりました。