標題のタイトル内容が、分からないから読んでいるという人も多いことだろうと思います。高松旧市内商店街に近いところに、広島県に本部を置く『ゆめタウン(スーパー・イズミ)』があります。かみさんの要望で、買物に付き合いました。そこの食品売り場にコンピュータータブレットが置かれていて、その画面に広島県安芸高田市長・石丸伸二氏が映っています。どこかで見た人だとは分かりましたが、にわかに判別がつかず、しばらく考えて思い出しました。
小欄らしくなく前置きが長くなりましたが、安芸高田市長が『安芸お好み焼き』の宣伝を一生懸命やっているのです。広島県は『広島焼き』というお好み焼きが、全国ブランドです。生地の薄いお好み焼きに、カキなどの海産物と焼きそばのそばが入っています。安芸高田市長は、初代毛利元就公が安芸、今の広島県を作ったときから『安芸お好み焼き』が出来上がったと言わんばかりの口調で熱く語っています。
話の内容には無理がありますが、市長が産業振興のため『安芸お好み焼き』を売りださんと熱心にカメラに訴える姿に感銘を受けました。『安芸お好み焼き』を、『ひるぜん焼そば』のようにローカルフードとして売り出してくれる企業を探していて、それに呼応したのがゆめタウン(スーパー・イズミ)だったというストーリーです。石丸伸二氏は、ユーチューブに度々露出しています。ある意味超有名人です。
ユーテューブの主な内容は、市議会との対立、マスコミとの軋轢を報道調にまとめたモノですが、安芸高田市出身で東大卒、メガバンクを経験し地元に帰り市長に就任しています。安芸高田市は、県北の山深い小さな市で、島根県と県境を一にしています。昔からのしきたりの多い町で、大方が予想するように古参議員と丁丁発止。これまでの市長像と確かに違うと感心しながら、ユーチューブを観ていました。
安芸高田市と言っても、特産物名産品を聞いたことがありません。県南の海岸沿いであれば『広島カキ』とか『あなご』とか、勿論『広島焼き』がありますが、『売上を最大限に、経費を最小限に』で市政の経費削減に努めてもやはり売上拡大をしないと、市政の勢いがでません。それで市長が自らPR活動に、汗を流しています。
市の詳細は分かりませんが、木材を利用したバイオマス(生物由来資源)発電や、CLT(Cross Laminated Timberの略称)、直交集成板とも呼ばれる木材加工等木の活用で、木材利用に道がつけば産業化できます。植樹から50年超経過の木は、伐採して植樹をしたら森の保全にも役立ちます。CLTは、木材を直交する方向に積層接着した木質系材料で、建築の構造材、土木用材、家具などにも使用されています。
まずは切り出しですが、ここは公的資金がどうしても必要になります。道路整備、伐採のための待避場造成等、これは民間では出来ません。切り出しさえ出来れば、豊富な資源が眠っています。広島県安芸高田市長・石丸伸二氏の動向に注目していましたが、食品売り場で顔を見るとは思いませんでした。やはり市長は、市のシンボルですね。