恥ずかしのですが、日頃偉そうに書いている私のよくある失敗談の極めつけを聞いて下さい。3日の日曜日、かねてより明治大学校友会香川県支部の小野啓一幹事長の手配で、ラグビー関東大学対抗戦の最終戦である早明戦のプラチナチケットを得て国立競技場へ行く計画が自分の頭の中で出来ていて、悪いことに石巻市の宮本嘉二君も国立競技場へ誘っていました。
ところが3日は、高松でのっぴきならない小用が複数あり、とても高松を離れることが出来る状況ではなかったのです。これを配慮したのか、JALエアーチケットは翌4日の『朝一最終便』でした。要するに一日ずれているのですが、これに気づいたのが3日前でした。間違いの原因追及はあとにして、失敗は失敗として終わらせない経営者魂から、予定通り4日上京しました。
これまで訪問したいと考えていたお客様宅や、自宅を出られなくなった友を見舞いに行きました。ここからの体験が小欄の読者にも有効ではないかと考えて、披露します。まず高松空港でスマホの非接触型支払アプリ『スイカ』の残高確認。Suicaは、鉄道、バス、お買い物などでご利用いただけるJR東日本のICカードです。
高松で暮らしていたら、JR岡山駅へ行く場合ぐらいしか使えなくてしばらく見ていなかったのですが、残高5千円ほどでした。スマホ内のクレジットカードから1万円をチャージしました。この仕組みは、あなたの子どもや孫さんに教えを乞うことを提案します。これで1.5万円分が利用できるようになりこのあとは、スマホの頭部を改札口の指定箇所にかざすと改札口機械が読み込み、そのまま通過することになります。これはありがたい、いちいち切符を買っていたら倍から3倍の時間が掛かったでしょう。
そして行き先は、スマホの『Google Maps』で検索します。私は羽田空港第1ビルから目的地を入力して、ルート案内をクリックすると、最寄り駅までの乗換方法と、駅からの徒歩地図を出して、どちらへ歩くか指示されます。これだけのことですが、実に便利で土地勘のない田舎者にはありがたいシステムです。おまけに私は『Apple AirPods』を片方だけですが耳に入れています。スマホのリモート通話のためですが、これが音声案内もしてくれます。
私が驚愕した、スマホの使い方のほんの一端を紹介しました。まさに古希高齢者のためのスマホです。私よりスマホに精通された先輩諸兄が、これをお読みになったら大笑いでしょうが、今回の上京で恐れながらもこの程度の活用が出来ました。どちらかというと私はパソコン派で、スマホをバカにしていましたが、いまさらカバンからPCやアイパッドを出す気にはなりません。
自慢話と取らないで、『そんな使い方も出来るのか』と刮目して下さい。実に便利な大人のオモチャの一つです。今私は、スマホをWi-Fiルーターとしても使います。専用のWi-Fiルーターの持ち歩きがなくなり、少しですが負担が少なくなりました。スマホは、知ればますます使える道具です。しつこくて、誠に申し訳ありません。