1日の朝刊で、栗林公園のライトアップがあと3日(12月3日(日)まで)と知らされて、物好きに行ってみました。全国的にライトアップが行われていて、インバウンド(訪日外国人客)需要が復活してか、観光客期待のそれも大きいと思う。高松市内ではサンポート高松周辺でも、こちらはイルミネーションだが、光を主人公にした催し物が増えています。そうそう香川県規模で言うならば、まんのう町国営まんのう公園での光、丸亀市『ニューレオマワールド』も光を売り物にしている。
このように、冬の光が人気ですが、私が所属する高松栗林ライオンズクラブは、1987(昭和62)年12月20日今から35年前になりますが、初めて高松中央公園にイルミネーションを点灯させました。『子どもたちの目の輝きを大切にしたい』のコンセプトを前面に掲げ、光の元で親子の語らいの場づくりに寝食忘れて一生懸命取り組みました。その甲斐あってか、中央公園は大変な賑わいでした。私も36歳、みんな若かった。
さて今日の栗林公園のライトアップですが、園内の松の緑、楓や銀杏の紅葉とのコントラストが昼間よりより鮮明で、流石3大公園を越えた特別名勝だと鼻高であります。園内を大まかに一周しましたが、惜しむらくは今はなき『会仙亭』の存在です。亭主の井本覚さんが、高松栗林ライオンズクラブのメンバーで、10月の第2例会は中秋の満月あたりですが、成吉思汗堪能例会をここの会仙亭でやっていました。失火で消失し、再建ならず、今はこうして広場になっています。
井本覚氏は昭和63年5月、私と同じ樋端康民(樋端病院医院長)氏のスポンサーで入会しています。特別名勝栗林公園の、生き字引みたいな人で、いろいろ教えて下さいました。公園の春夏秋冬の写真や書き物を、多く収集されていました。紫雲山を借景に桶樋滝を愛でながら、ビールを飲みジンギスカンを楽しむ老若男女。市内でコンサートをした有名ミュージシャンも、ここでの打上を密かに楽しみにしていたと聞きました。宴会が終わる頃は、木戸は閉鎖。裏口からこっそりと出ていました。
こうして明日にはライトアップが終わりますが、今日も県職と思われる担当者が寒い夕暮れ立ち番をしています。木戸番はいても、その他はいらないと言ったら失礼になりますが、見物客が勝手に来て、好きなだけ堪能して帰れば良いのでは。園内の売店は営業しているし、掬月亭ではお茶の接待も有料で行われています。極めつけは、ナイト遊覧船です。現地で乗船券も買えるようだし、一部を残して立ちん坊は廃止して負担を軽くし、もう少し長くやることを提案します。