2023,11,22, Wednesday
11月22日(水)の四国新聞朝刊に、標題の記事が掲載されている。高松商工会議所と高松市の6月末調査(1995年度から毎年6月と12月末の2回調査)で、高松中央商店街の俗に言う『アーケード商店街』で、物販などが前期(2022年12月末)に比べて減少したのに対し、飲食店は2期連続で増加している。特に、アーケード商店街別でも飲食店の多いライオン通りや南新町で空き店舗率が改善している。
半世紀前は飲食店が横丁に多く出店していたが、やがてライオン通りに進出するようになって、30年前までは一等地の丸亀町商店街には遠慮してか、飲食店の出店は昔からやっていた地元飲食店のみだった。飲食店は、匂いがきつくて物販特に衣料関係が多かった丸亀町商店街には、飲食店が少なかった。そもそも家賃が、大きく違ったのも需給の関係を反映していた。 ただ中央商店街全体の空き店舗率は、2期連続で悪化。同会議所は「物販などは新規出店が少なく、依然としてコロナの影響は残っている」と分析している。今期の調査結果によると、店舗の種類別の増減は、飲食が前期比3店増267店。コロナ禍前の275店(2019年12月末)には及ばないモノの、店舗数は2期連続で増えており、7月以降も新規出店が見られる。飲食店は比較的小資本で、やってみなければわからない事も多い。 心配される空き店舗率を商店街別にみると、丸亀町、南新町、ライオン通りの3アーケード商店街で改善。一方兵庫町、片原町西部、片原町東部、常磐町、田町の5アーケード商店街では前期よりも悪化し、いずれも20%超。中でも常磐町は前期比6.8ポイント悪化の27.0%で、7期ぶりに商店街別の空き店舗率がワーストになった。 6月末の総店舗数は前期比2店減の1027店、空き家店舗数は3店舗増の177店で、中央商店街全体の空き店舗率は17.2%。1階部分に限った空き家店舗率は1.0%悪化の14.4%だった。この傾向を何と見るか、一番の心配は常磐町アーケード商店街ですが、JR四国の分譲マンションが通りで竣工し、人の流れが再び出来ると期待するが、コトデン瓦町駅FLAGとの相乗効果がまだまだ弱い。 アーケード商店街の一つの店舗が空きになると、周辺への影響が大きい。弊社の営業力が遠く及ばないところの賃貸マーケットですが、『シャッター通り商店街になる心配を孕んでいる現状』を他人事のように論評しているのが本当に申し訳ない気持ちであります。 |