中国杭州で開催されている第19回アジア大会第13日、ハンドボール女子の決勝で日本は2連覇中の韓国を29-19で破り、初の金メダルを獲得した。これまで公式戦で2013年から18連敗を喫していた宿敵韓国の厚い壁を突破し、ハンドボール女子の日本が初の頂点に立った。ハンドボール男子は、3位決定戦で30-31でクウェートに敗れ4位となり、3大会ぶりのメダル獲得はならなかった。
ハンドボール女子は高校レベルだが、高松商が全国有数のチームに育っている。ここからが毎回のプチ自慢で、忙しい人は数行飛ばして下さい。私が高松商に入学した昭和46年、中学同級生の伊勢田竹志さんのおじさんの蓮井先生が三本松高校から転勤で高松商へ来た。ハンドボールの専門家で、私が竜雲中学校でハンドボールをしていたことから、高松商になかったハンドボール部を作ろうとなって、私は校長室に小林先生を訪ね、部の創設を懇願した。
まずは同好会からと認められて、隣の『高松女子校(現高松中央)』の竜雲出身の松本先輩を頼って練習をさせて貰ったり、福岡町の広い野球グランドの片隅を借りたりしていました。その時一緒にやったのが竜雲中から共に入学した堀桂二さんだった。試合に必要な7人を集め、どうにか試合にこぎつけた。渡辺県治(故人)、山下康裕さんがいたが、試合には勝てなかった。指導者は、津谷先生だった。
私は二年から進学組に入り、ハンドボール同好会から退いた。堀桂二さんは、卒業まで続けた。小さな身体だが偉い奴だ、今は日立を退職し同じ仏生山町に住まいしている。その後数年して、女子ハンドボール部が高松商に誕生し、今日に至っている。優勝の立役者のひとりGK(ゴールキーパー)馬場選手は、高松商出身であります。好セーブを連発し、韓国の決定機を再三阻止し、日本優位の流れを作った。
中卒のハンドボール部員が言うのもおこがましが、ハンドボールのキーパーは、同じような球技の例えばサッカーや水球にもゴールキーパーはいるが、私はもっとも重要なポジションだと思っています。と言うのも、調子の良い時はかなりの確率で止めることが出来るのです。この相手攻撃を止めたら速攻で、逆襲が出来ます。従ってゴールキーパーの役割は多きいのであります。GK馬場さんは高松商OGです。
今日のメンバーは海外組が不在でしたが、東京オリンピック日本代表には、塩田沙代(32)と大山真奈(28)両選手が選ばれました。河田知美(30)は惜しくも代表入りを逃したが、共に高松商OG。先月23日の南体育館こけら落とし試合は、ハンドボール女子が香川銀行チームと対戦していました。自慢話で、ゴメンなさい。