今年の讃岐路は、水瓶である高知県の早明浦ダムの貯水量が100%(平年値80.8%=26日現在)で、雨乞い踊りは必要ないのですが、今年は27日(日)に踊りが披露されました。毎年8月25日に開催が決まっているようですが、今年は5年に1度の総踊りの年で、27日の日曜日だった。午前中9時からは『滝宮神社』境内で、午後1時半頃からは『滝宮天満宮』で、11組約240人が奉納に参加しました。
午前は父親の命日(61回)の墓参りで見るに至らず、午後の部も人が多すぎて、結局見る気にならず早々に駐車場を出ました。一番多いのがカメラマン、この日も大勢のカメラマンでごった返しています。で私は帰ります。『滝宮の念仏踊り』が、2022年11月国連教育文化機構(ユネスコ)の無形文化遺産『風流踊(ふりゅうおどり)』として登録されてから、アマチュア撮影隊が増えているようです。私もそれを聞いて、今年初めてやって来ました。登録前は、日本の『重要無形民俗文化財』でした。
また滝宮天満宮は、菅原道真が国司として有名です。讃岐国司の任にあった菅原道真公が、大干ばつの折りに雨乞いすると恵の雨が降り、人々が喜び踊ったのがはじまりといわれています。菅原道真神話は、九州太宰府天満宮と同じです。滝宮天満宮は、仁和二年(886)から四年間讃岐の国司を努めた菅原道真公が、九州にて五十九歳で死亡したのをいたんで、当地に一祠(神を祀る小さなやしろ)を祭ったのが始まりとされています。
天満宮には、学業向上、入学試験合格を祈願する『勧学祭』をはじめ、毎年四月二十四日に行われる『うそかえ神事』や、毎年八月二十五日に行われる『滝宮の念仏踊り』などいろいろな神事があり、特に学問の神様として参拝客に親しまれています。『うそかえ神事』とは、この天満宮に限り行われている特殊神事です。社前でいただいた『ウソ』を真面目な心でお互いに取りかえれば、一年中しらずしらずのうちにおかした罪が祓い清められて、今までの悪しきことはみなウソとなり、よきに鳥かえるの意味で『うそかえ』といわれています。
境内ではそのウソかえる鳥が売られています。また今日は滝宮道の駅のも立ち寄りました。大変な人で、賑わっていました。