新聞記事で面白そうなネタを発見、いつもは主役で取り上げられることがない熟女たちが、それぞれのスマホを操作している写真と記事が紹介されている。標題のように、91歳の町議を中心としてシニアクラブ『倖会(こうかいと読むのだろうか)』会員ら十数名が、スマートフォンの操作方法を持ち寄っている。
社会のITデジタル化を政府が推進する一方、オンライン手続きに必要はスマートフォンなどの操作につまずき、疎外感を味わうお年寄りは多い。記事は福岡県志免町のシニアクラブを取り上げているが、全国どこにでもある光景だ。総務省は2021年から携帯電話各社に委託し、高齢者らを対象に講座を実施してきたが、講義形式では質問がしづらいなど実態に即していない面があった。
91歳の牛房良嗣(志免町議)さんは、2年前、携帯ショップのシニアクラブ向けの講習会に出席した際、一時的に学んだだけではすぐに忘れてしまうと感じ、高齢者同士で学び合う場を設けることにした。町に13あるシニアクラブで、指導役を担う高齢者の養成を開始。町の財政支援も受け、昨年4~8月、週末を中心に計16回研修を実施した。
スマートフォン(スマホ)の使い方では、私も苦戦している。諸団体の連絡も、一気呵成にスマートフォンアプリの『ライン』や『LINE WORKS』に移り始め、これまでの電話・FAX、はたまた『E-mail』さえも超越している。極端な例では、携帯電話の『ライン』に要件を送ったことを、携帯電話の『もしもし機能』で連絡する始末。確かに発信する側にとっては、簡単便利であります。
しかし携帯電話が何らかの不具合で、これまでの受信状態が切れてしまうこともあるのです。通話は、暫くかかってこなければ『おかしい』と気づくのですが、ラインなどはトップ画面を見続けていなければ見落とすことも多い。何かの不具合で、インターネットがつながらなくなることもある。いずれにしても、今の世の中最先端かそれに準じるレベルで動いている。老若男女、もはやさけて通れない日常生活使いを強いられている。
であるならば、トップレベルでなくてもそこそこ使えるようになるシニアクラブでの教え合いは、効果的な手段の一つかと思います。最近思うのですが、『習うより慣れろ』、繰り返しが何より身に付きます。そして分からないこと、動かなくて困ることは、若者に頭を下げて教えてもらうことです。『老いては子に従い』、スマホがなかったのに昔の人は正しいことを言ったモノです。