岡山県内の不動産物件の調査のため、岡山へ入り、テレビCMをやっていた標題の注目ポイントへ立ち寄ってみました。岡山県新見市は、高松から瀬戸大橋を渡りほぼ真っ直ぐ北上したところ、時間にして2時間余の場所にあります。初めて行きました。雪が多いところだと思います。高速道路のお陰で、行き来が多いところ、この美術館も大いに貢献しています。中国道新見ICより車で、約7分のところにありました。
高橋まゆみ人形展は、長野県生まれ、飯山市在住の人形作家・高橋まゆみ人形館に展示する作品の移動展で、2回目のように書かれています。想像ですが、長野県飯田市とここ岡山県新見市は、山深い自然が似ているように思います。人形のおばあさんおじいさんは、同じではないかと感じます。とどのつまり、日本の田舎の日常を描いています。
製作風景のDVDによると、紙粘土で顔など主要部品を作り、衣装などを自作します。必要に応じて、手足も作り全体像の構成を整えます。露出する顔や手は、薄い布をきせてアイロンで元像に貼り付けます。この微妙なアイロン使い、その後の色つけでまるで生きている息吹を吹き込んでいます。
高橋まゆみ作品の全てを観たわけではありませんが、登場人物は先のおばあさんおじいさんと孫が中心です。『居酒屋』ではもう少し若い人も登場していますが、真ん中の主人公はジジババと孫です。そのせいか、平日にもかかわらず、高齢の個人客が殺到しています。美術館は、JR新見駅からも徒歩10分の至近にありますが、立地は山の一面にあり歩くには不便なところです。
作品は、哀愁を帯びた田舎でわれわれ夫婦が好む画風というか作風で、よく似た顔ですが、どれも良いモノです。残念なのは、『撮影禁止』お伝えできないのがもどかしいのです。開かれた美術館は、触るのは禁止でもスマートフォン(スマホ)撮影は解禁した方が良いですね。テーマが日常です。特別なモノではありません。
すっかり感動し、写真集を買い求めて美術館を後にします。1時間もあれば、ここの作品は見終わると思います。そうそう添えられていた解説文も、アイダミツオ風で良かった。受付嬢に聞くと、文字作家さんの作品とか。名前はありませんでした。こうなると、長野県の高橋まゆみ人形館にも夢が広がります。
食事も良かった、『焼肉千屋牛(ちやぎゅう)』、美術館から10分程度、JA晴れの国岡山あんしん広場の一角にありました。スマートフォン(スマホ)でかみさんが探しました。四つ星があると自慢するので、ナビで探して辿り着きました。ここも良かったですね、新見牛は日本最古の蔓牛(つるうし)らしく、歴史もさることながら味も値段もわれわれ好みでした。ここもお奨めです。
JAふれあい市場で買い物をし、両手に一杯荷物を買い込んでも安い。良いですね、新見で触れあいました。