25日(火)18:30から『レグザムホール(香川県県民ホール)・大ホール』で、標題のコンサートが開催されました。1~3階席ともほぼ満席で、2000名余のお客様で大変賑わっていました。ビッグネーム『松山千春』の、田舎でのコンサート。香川県のみならず、四国四県からまた中国五県から、はたまた関西圏の兵庫県からも『千春フアン』が駆けつけています。
私の友人に、L長尾光春がいます。『あなぶきエンタープライズ』に勤務され、『レグザムホール(香川県県民ホール)』のコンサートについても、顔が利きます。もう2ヶ月前になりますか、「千春の4月高松公演のチケットどうなっている?」と彼に聞いたのです。前回かみさんにせがまれて、『小椋佳コンサート・もういいかい』のチケットで無理を言いました。結果「千春は3階席で8,800しかない」と言うのです。「ではまたね、良かった」。
それから2~3週間後、すっかり忘れていたのですが「1階23列に2枚空き席確保」と言われました。こうなると、買わないわけにはいかない。結成60周年記念式典にも、L長尾光春の力は偉大だ。そうして今日のこの時間を迎えた。そうそう『レグザムホール(香川県県民ホール)』と言えば、6階「レストラン・シレーヌ」。まだ多くに知られてない穴場です。それでも混んでいます。手伝いが、他部署から入っています。
歌手の松山千春は、67歳になると言う。私たち世代の、シンガーソングライターの走りか。女性では『中島みゆき』さんだろうか。共に北海道出身で、今でも北海道を拠点に活躍されている。NHK全国版の歌番組の中心に座る存在だ。しかし松山千春の生い立ちは、聞いていた以上に『貧困』だったようだ。私と代わらない世代、その後は経済発展を遂げたが、彼はその波にも上手く乗れなかったみたい。
北海道も広いので一概には言えませんが、昭和は炭鉱で潤い、石油にその地を奪われるまで、人も街も豊かだった。その反動で、北海道の経済は疲弊した。今はまたその北海道が、日本経済の核となる時代がやって来ている。観光でも、沖縄に次ぐ聖地。それも1年中、生産物も米が収穫出来てそこから日本酒の醸造も始まっている。新千歳空港から羽田まで2時間。今の北海道は、音楽活動でもハンディキャップは少ない。
コンサートに話しを戻すが、軽妙な語りとお馴染みはやり歌で、舞台は2時間アット言う間。途中の休憩は、われわれへの配慮。トイレも大混雑。71歳は、1時間ごとに立ち上がれと『アップルウオッチ』が教えてくれる。第2部も流石プロと感じる流れで終盤を迎え、幕が下りてさあ帰ろうと思っていたその時、再度幕が上がった。
ここからアンコールが始まるのがおきまりのようだが、観客のほとんどが立ち上がり、われわれ夫婦だけが取り残されている。アンコールは3~4曲あった。私はカラオケの課題曲『銀の雨』を序盤で聴けたので、暫くこれでお茶を濁して誤魔化します。今日の成果は、これで十分。
駅への帰り道、小雨の中流石に大勢が歩いていました。それをよそ見にわれわれはマイカーで横を走る。恐らくコンサートの中身の分析に、解を得ぬまま駅に到着でしょう。『レグザムホール(香川県県民ホール)』から5~6分で、JR高松駅・コトデン築港駅・高速艇・フェリー乗り場です。
25年にはもっと至近に、今工事中の県立アリーナが完成します。こけら落としの音楽コンサートの主は、果たして誰か。これには私も、冥土の土産として是非参加したい。面白くなりそうです。