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起業家教育高松商で和三盆を商品化
今や大学のキャンパスでは、数は少ないが一つや二つあるのが『学内起業化』。これが高校でも始まっていると聞いた。母校高松商の女子生徒らが結成した『高商和三盆ガールズ』は、県が22年10月に開いたコンテストに参加。地域を代表する菓子、『和三盆』の商品化を提案した。

入賞こそ逃がしたが、彼女らの『一緒にやりませんか』の申し出に、高松琴平電気鉄道の真鍋康正社長が快諾し、23年3月にコラボ賞品の発売が実現した。容器にコトデンの車両を描き、窓から同社のキャラクター『ことちゃん』を模した和三盆が顔を出す。コトデンの通販サイトや主要駅で販売している。Z世代に通じるなら、面白い。

徳島県神山町で、2日に開校した『神山まるごと高専』の入学式。ここ学校の校歌は、確か先日死去された坂本龍一さんの作曲だったと記憶している。私は50年前の高松高専に不合格だったが、昔も今も、高専は良いと思っています。名刺管理の『サンサン』を起業し、同校の発起人でもある寺田親弘理事長は、学生に次のように語りかけている。

「同校は起業家育成を前面に掲げた初の高専。5年の全寮制で、先端技術やデザイン、起業家精神を学ぶ。44人の1期生は入学式で、全員が『5年後の夢』を語った。困りごとを世界に発信して解決する仕組みを作る」と。その位、学び舎と職場が物理的にも精神的にも近い。何かと
話題の多い『神山まるごと高専』は、今後楽しみだ。

寺田親弘理事長は「挑戦を続ける限り失敗はなく、そこには学びしかない。自分たちの中にあるピュアな野心と向き合い、大きく成長して欲しい」と語る。この高専の5年間は、確か授業料も生活費(宿泊・食事)は無料だった。こんな高専は、バランスが良いと思う。高校生では高商のように『提案』程度、これはこれで立派なことで、大学生になれば頭が勝って実践が疎かになりがちだ。社会に出て、お役に立つ精神で学んで欲しい。

学びが成果につながるような仕組みを作るのは、寺田親弘理事長のみならず、大人のやることではありませんか。青年よ大志を抱け。


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| 社長日記 | 04:02 PM | comments (1) | trackback (0) |
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