2023,04,06, Thursday
JR四国は、専用アプリ『しこくスマートえきちゃん(スマえき)』で購入出来る対象切符を大幅に拡大したと発表した。4月1日(土)から普通乗車券や定期券、自由席特急券など汎用性が高い切符が買える機能を加えた。『ICOCA』など全国交通系カードの整備が困難である状況を踏まえたこの施策で、アプリ利用率を7割まで拡大させる方針だという。
私は6日の日本経済新聞でこの情報に接したわけだが、前日5日、JR岡山駅まで、スマートフォンの中に置いた『ICOCA』で両改札口を通った。JR四国管内では、全国交通系ICカード対応済み駅は全体の1割にも満たない約20駅にとどまり、追加設置は費用の観点から現実的ではなかった。幸いなことに、高松駅と岡山駅は適応改札機があります。 首都圏など都会では、北は東北から南は九州でも全国交通系ICカード『ICOCA』が対応済であります。JR東日本が中心で、東西に広がっています。ところがJR北海道とJR四国が、取り残されています。この状況下、JR四国でも人員不足の解消のため投資額の少ない専用アプリを導入しています。先の『スマえき』です。 私も試しにアプリをダウンロードしてみましたが、動きが遅いですね。政府の開発補助金があるのかどうか知りませんが、『とりあえず』の感が強い。コトデンの『イルカ(IruCa)』のように、先に開発した地域限定交通系ICカードならまだしも、今からの独自開発路線は、『安物買いの銭失い』にならないか。コトデンやJR四国は私たちの身近な『足』、まもなく私も自動車運転免許証返納世代ですから、公共交通機関が欠かせない。 地域限定交通系ICカードのイルカ(IruCa)でも、バス利用は便利です。『バス路線旅』となると全国交通系ICカード『ICOCA』が必要化も分かりませんが、高松周辺のローカル路線バスはイルカ(IruCa)で十分です。贅沢を言うと切りがない、『足るを知る』。すると、こころ豊かに生きられます。努力は感じます。焦る気持ちも分からないでもないが、全国交通系ICカードに乗っかる方が賢明ではないか。 |