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007/慰めの報酬 2008 
007シリーズ第22作は、ジェームズ・ボンド役6人目の「ダニエル・クレイグ」が、前回今回とまだ封切り前の第25作だが、合わせて5作に主役出演している。主演が替わったからか、マンネリ化を防ぐ意味か、これまでの作風とはかなり異なる。ストーリとしても、『007/シリーズ』初の続編となっている。

前作『007/カジノ・ロワイヤル』で、ボンドガールとしてイギリス情報諜報局(M16)の金庫番で登場し、ボンドが惚れ込んで結婚し、M16を退局する決意をするまでの女性「ヴェスパー・リンド」がこの作品につながっている。本人は登場しないが、名前が頻繁に出てくる。ついこの前の話のように、巧みに仕立てられている。ただシリーズ初の試みであるが、前作を覚えているヒトばかりではない。ましてや前作からは、2年も経過している。

前作のラストで、エヴァ・グリーン演じる「ヴェスパー・リンド」との心の安息を奪われた孤高のスパイ、ダニエル・クレイグ演じるボンドの怒りの追跡劇に、頭から共感満載で没入できる珍しい作品で、愛に殉じる希少なボンドが観られるのが本作最大の特色だ。ボンドは1作ごとに、相手が替わるのが定番で、われわれの期待もそこで膨らむ。

悪人も従来の世界征服を企む巨大組織の「スペクター」ではなく、NPO法人を隠れ蓑に私腹を肥やす子悪党なのも、どこにでもいそうな現実社会にマッチしていて面白い。そして今度のボンドガールも、既成概念を撃ち破る。親の仇討ちに奔走する、薄幸のオルガ・キュリレンコ演じる「カミーユ」と言う設定も現代的だ。

アフリカの貧困救済を隠れ蓑に、「水」利権を巧みに操る悪党像は恐ろしく現代的で、昨今のアクション映画に多く見られる核兵器モノよりも惹き付けられる。過去の007シリーズに比べれば悪のスケール感は確かに小さいが、ジェームス・ボンドの人間の器が一番大きく見える意欲的な傑作だ。

ジェームズも一人の人間であり、世界の救出も一人の少女の救済も重さは同じとする製作の意図に称賛したい。昨今の少数の犠牲の上に国策が成り立つと言う、安易な政治思想に敢えてくさびを打ち込む意義を描いた脚本には、心から賛同する。アクション中心の娯楽映画の域を超えた、歴史に残る名作と評される時代が来るかも知れない。

私はまだ全編を見たわけではないが、手元にある21巻だけでも速く観て、自分なりの007/シリーズ総括をしてみたい。映画音痴のクセして、古希を前にして偉そうなことを。




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| 社長日記 | 09:41 AM | comments (0) | trackback (0) |










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