本日は、航空自衛隊千歳基地を見学します。目玉は航空自衛隊が管制する民間機の新千歳空港と、自衛隊と海上保安庁が使用する千歳空港の両方を航空管制塔する自衛隊のその管制塔の3階にある見学フロアーまで上がります。そこは3階と表示されながら、通常階の10階相当の高さにあります。管制塔の下ですから、勿論360度を見渡すことが出来ます。
写真撮影が禁止されていていささか残念ですが、ここからは民間機の離発着から自衛隊機のそれも見渡すことができます。民間用の2本は雪が降る季節を除いて、離陸と着陸の滑走を分けています。雪が降ると除雪の関係から、1本の滑走路の併用となり、遅れが生じるようになるそうです。北海道には、独特のルールがあるようです。
今日も資料館へ行きました。昨日の資料館もそうでしたが、こういう所には国の予算も付きにくいのか、師団や基地内の予算配分でわりを食うのか内外共に貧粗です。その中にあって、写真のようにF15戦闘機のパイロット姿の羽目絵がありました。実は私も中学生の頃、自衛隊へ行って飛行機に乗りたいという思いがあって、真剣に勉強し始めた頃がありました。
住宅事情が悪く、恐らく照明が的確でなかったのでしょうか1.5あった視力がみるみるうちに落ちて、0.7にそれにもまして左右の視力がバラバラになってしまいました。当時は裸眼で1.2と言われており、今のようなメガネ可のような条件ではありませんでした。学力が足りないと言うのなら努力もありますが、視力回復はなすすべがありませんでした。遺影にしてもらおうかと、考えています。
次ぎに海難救助隊のヘリと、F15戦闘機の内部を見学します。ここまでの至れり尽くせりは、独自の見学では叶いません。充実した見学コースが設定できたのも、第7師団長・遠藤充陸将のお陰です。随行の隊員が証言するから間違いなし。流石北海道です。昨日に引き続き、食堂で香川出身の隊員にうどんを差し入れて、激励します。
藤原寛1等空尉と長尾尚徳1等空尉は共に、香川町出身だそうです。われわれからも身近な存在に感じるし、隊員も遠路からの思わない激励に感動している様子。うどんで英気を養って下さい。海難救助機は滑走路に駐機しています。そこまで歩きますが、滑走路に落とし物がないように、スマホ撮影は禁止とここも厳しい。途中で何の前触れもなく、爆音が響きます。F15が飛び立ちます。数機が編隊を組むようで、次ぎ次ぎに離陸して行きます。そのあとに爆音がとどろきます。全体の空気が揺れています。
最後に基地内の、厚生施設(売店)に立ち寄ります。昨日は陸自で今日は空自で、迷彩服の色も違います。『広報』担当が基地内移動車に同乗しますが、「私の儲けにはなりませんが、基地は多少潤います。新千歳空港売店の10%引きです」のアナウンスに、私も『白い恋人』を買いました。流石自衛隊、数にモノを言わせて5本指靴下もヒートテックの下着も安い。
こうして2泊3日の自衛隊研修が終わりました。キャンセルがあって奇しくも参加できた香川県防衛協会の北海道研修でしたが、初めてのことばかりで驚きの連続でした。この年になっても、人生初めてのことが何と多いことか。死ぬまで勉強だと誰かが言いましたが、自分の足で歩いて自分探しをこれからもして見たいものです。
それにしても疲れました。平時の半分ほどの歩数ですが、睡眠が悪いのか疲労感が眠気を誘います。それほどまでに自宅は、快眠のオアシスか。2泊のホテルは悪くはなかったのですが、やはり自宅に勝るものはありませんね。抱き枕が俺を待っている。