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真鍋淑郎先生ノーベル物理学賞授賞
ノーベル賞のスウェーデン王立科学アカデミーは5日、2021年のノーベル物理学賞を、真鍋淑郎・米プリンストン大学上席研究員(90)=米国籍=ら3氏に授与すると発表した。真鍋氏は、大気の対流などを考慮してコンピューターで気温の変化を予測する気候モデルを世界で初めて考案。二酸化炭素(CO2)の増減が気温に影響することを示し、地球温暖化に関する先駆的な研究が高く評価された。

授賞理由は、『地球の気候と地球温暖化の予測に関する物理モデルへの貢献」とされているが、地球科学が自然科学分野のノーベル賞を受賞するのは極めて稀だと言われている。いずれにしても昨今の世界的関心とも言える『地球温暖化』のメカニズムに、物理の分野から解明したと言えるのかもしれない。先生は90歳、ノーベル賞はこれまでもそうだが、業績は10~20年前の論文が採用されている。

そのためか、本人も授賞の報に接しても『まさか自分が』と異口同音の返事をしている。その位前の功績が、表彰対象となっている。裏を返せば、『旬の成果』がある一定の評価期間の冷却期間の後、間違いないとして表彰されていると私は考えています。日本人のノーベル賞受賞は28人目。われわれのよく知る湯川秀樹先生の物理学賞が、いの一番だった。

真鍋先生は、1950年代から気象に関する研究に従事し、60年代には太陽から地表に届いた熱と、大気の循環がどのように相互作用するかを分析するモデルを開発。地表で反射した赤外線が、CO2や水蒸気などの温室効果ガスに吸収されて生じる気温の変化を計算した。CO2濃度が2倍になると、気温が2度以上上昇するとの結果が得られた。初期の頃は、算盤で計算していたという。もちろんコンピューターが、今のように普及する前の話だ。

その後もアメリカで研究を続け、大気の流れと海洋の環境を組み合わせ、長期的な気候の変化をシミュレーションする『大気海洋結合モデル』も開発した。本人談でも、『自分のような研究をして受賞した人は過去にいない。気象物理学というトピックで受賞したことを光栄に思っている。はじめは気象変動が、これほど問題になるとは思っていなかった。好奇心を満たす研究を続けてきただけ』と語る内容にも、今回の受賞の意味がうかがい知れる。


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| 社長日記 | 08:54 AM | comments (0) | trackback (0) |
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