2022,08,29, Monday
四国新聞からですが、賃貸住宅建設大手・大東建託の賃貸未来研究所がインターネットを通じて、自分が暮らす自治体の満足度を5段階で評価してもらい、平均点の高い順にランキングしたモノ。この結果によると、『宇多津町』が3年連続で1位にランクされた。2位は、昨年の3位から『高松市』が一つランクを上げておさまっている。
宇多津町は、『生活利便性』『交通利便性』『行政サービス』に加え、地元出身者でない人への馴染みやすさなどを示す『親しみやすさ』の評価が高かったという。一方2位の高松市は、『生活利便性』など『行政サービス』を除く優位性で2位入りしたようだ。具体的数値は知らない。3位の三木町は、『家賃』や『不動産の買いやすさ』を示す『物価家賃』が県内で、最も高かったようだ。 また四国4県版のランキングでは、宇多津・高松・三木が3~5位に並んだ。先の研究所の担当者は、「他県では山間部の満足度が落ちる傾向があるが、香川は平均して満足度が高いのが特徴。面積が狭いことが、どの市町からも大型量販店や都市部が近いという住み心地の良さにつながっている」と分析している。 そもそも賃貸集合住宅(「アパート・マンション」いわゆる賃貸物件)を、山の中に建てることはない。後背人口があり、小・中学校が近く、駐車場が複数台ある物件が好まれる。逆に言えばこれに反した物件は入居がつかないし、最近は新築されることはない。大東建託は、建設立地に対しても目が肥えていて、厳選されていると私は感じている。 県内市町住み心地ランキング 順位・昨年・市町名・偏差値 1 1 宇多津町 63.8 2 3 高松市 62.8 3 5 三木町 61.6 4 2 綾川町 60.7 5 4 丸亀市 60.6 賃貸建設の雄『大東建託』は、立地選定が一番だが、建物でも変化が見られる。貸すことが仕事の私は、借主の希望を総括して『戸建て賃貸』が最良だと考えている。分譲マンションも賃貸物件も、もはやモノ余りだという意見も多く聞くが、建築業は新しい建物を建てるのが仕事。大東建託の戦略としては、どこにどんなモノを建築するか、戦略を絶えず練っている。 |