2022,08,21, Sunday
日本高野連は20日、甲子園球場で国体選考委員会を開き、『栃木国体』の高校野球硬式の部(10月2~5日・宇都宮清原)に出場する高松商など8校と補欠2校を選んだ。国体出場は、県勢としては2017年の三本松以来で5年ぶり、高松商としてはこちらも52年ぶりとなる。先輩の贔屓目では、今年の『悔いの残る甲子園大会』の借りを国体で晴らしてもらいたい。
10月大会となると、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い試合に出られなかった本田倫太郎選手や林息吹選手も参加出来る。この夏のメンバーで戦うことが出来る。浅野翔吾選手のプロ志望届も出て、浅野翔吾選手にとっても主将としての最後の仕事となる。夏の甲子園は、私から観ても消化不良だ。万全の状態で、チャレンジする機会が栃木国体になろう。新チームがすでにスタートして、付録みたいな試合だが、高松商には意味がある。 高松商は、明日決勝戦が行われる第104回全国選手権大会で公立勢唯一のベスト8と活躍した。夏の甲子園では4強だった1970(昭和45)年以来、52年ぶりの8強。初戦の2回戦は佐久長聖(長野)に14-4で大勝し、3回戦は九州国際付(福岡)を2-1で退けた。準々決勝は選抜準優勝の近江(滋賀)に6-7で破れた。まだやりきれていない部分が残る。 ここからは、人間の持つ三毒の一つ『愚痴』として読んで下さい。私が3年生在籍の昭和45年夏の戦いは、以下の通りでした。 1回戦 高松商16-0静岡高 2回戦 高松商1-0広島商 3回戦準々決勝 高松商7-0熊谷商 4回戦準決勝 高松商5-16PL学園高 今年と類似するところや、打撃有利の時代の波を感じます。 3連戦を避けることなどを理由に、今大会から出場校を12校から8校に絞った。登録選手は、16人から18人に枠を広げた。当然ではないか。高松商を除く出場校と補欠校は次の通り。 出場校 仙台育英(宮城)・聖光学院(福島)・近江(滋賀)・大阪桐蔭(大阪)・ 下関国際(山口)・九州学院(熊本)・国学院栃木(開催地) 補欠校 愛工大明電(愛知)・明秀学園日立(茨城) 私も国体応援は、人生初で最後かもしれない。「行ってみるか」と考えはじめ、同窓生の大北敏博(元巨人軍)にも相談した。彼は、そのころのチーム状況を「国体になると練習してなかった」と言うが、近江戦の悔しさをチーム18人で晴らそうではないか。大きなチャンスだと思う。 |