2020,07,13, Monday
2020年1~6月の『第三のビール』の販売量は、上半期ベースで初めてビールを上回った。新型コロナウィルス禍で飲食店が休業し、景気低迷で節約志向が高まり、消費者が割安な『第三のビール』を自宅で飲んだため。ビール大手は収益悪化への対応を迫られている。一口に言うと、国内のアルコール飲料市場が、大きく変化しているようだ。ビールに、①ビール②発泡酒③第三のビールの区分けがあることすら、私はよく知らない。
ビールと言えば私の中では①しかないが、③の『第三のビール』もテレビコマーシャルでは、「本麒麟」が美味いと宣伝している。今さらビールの宣伝に、大物著名人(高ギャラ)を投入するのかと訝っていた。ところがこの「本麒麟」は、キリンが投入した『第三のビール』で16ヶ月連続増を記録中という。区分けは味ではなく、関税だ。 本来なら①が美味いに決まっているが、③でも「本麒麟」は美味いのだとアピールしている構図が、ようやく分かった。早速1本買い求めて、飲んでみた。なるほど遜色がない。そうそうこの新型コロナウィルス禍で、3月初旬から「酒断ち」をしている飲食素材販売会社の社長がいる。「酒漬け」だった彼が、120日も断酒している。これはこれで、「会社を守る」ことからは多いに称賛したい。 ところでビールの価格は、350ミリリットル缶(普通サイズ)が218円前後に対して、第三は127円程度。19年秋の消費税増税から続く節約志向は、新型コロナウィルスで一段と強まり、『第三』に支持が集まった。キリンビールの「本麒麟」は16ヶ月プラスで6月は55%増だった。サッポロビールは、2月に発売した『第三』「GOLD STAR」の販売が伸びている。 それでも足元で好調な『第三』だが、今後は大きな伸びは見込めない。10月の酒税法改正で1缶あたり約10円値上げされ、137円前後になるからだ。そこで『第三』に代わって「ビール離れ」の受け皿になるのが、「缶チューハイ」だ。26年まで酒税は変わらないため、1缶119円程度と割安感が高まる。これも1本買い求めて、これから試飲する予定です。日頃は、芋焼酎のお湯割りです。 ただ缶チューハイの1本あたりの利益はビールの6割、第三の8割程度とされ、缶チューハイ市場の拡大は、ビール大手の収益性の低下につながる。アルコール飲料を巡る競争は、激しくなりそうだ。でもビール大手の世界だから、われわれへの影響は少ない。ただ単一ブランドに巨額の広告宣伝費を投じて、大量生産、大量販売する従来型のビールビジネスと相反するディスラプター(創造的破壊者)となっているのが、『クラフトビール』であります。 小規模の醸造所が少量生産し、ホップの良を増やしたり、かんきつ類を足したりと、味や香りにこだわったのが特徴。価格は350ミリリットル缶で300円前後と大手ビールに比べて高いが、SNS(交流サイト)などを通じて熱心なファン層を獲得している。そんな『クラフトビール』の販売所が、仏生山町にもあるのです。私も一度だけ、飲んだことがあります。 その店名は『のみもの家』、香川県高松市仏生山町の古民家を第二の「リビング」というコンセプトでリノベーションして生まれた、古くて新しい酒屋兼カフェです。ホームページでは、居心地が良い · カジュアル ・ビールと書かれています。選び抜かれた100種類以上のクラフトビール・ベルギービール、計り売りの樽生クラフトビールをご用意しております。 場所は仏生山町お成り街道(本町通り)沿い、高松信用金庫仏生山支店の北向かい。植田米穀店の北隣です。店構えもそれらしくなく、探して行っても通り過ぎるたたずまいです。駐車場はここにはなくて、仏生山温泉北側駐車場を使うことになっています。ここだと、数十台は駐車できます。問題は営業日です。開店営業を確認して、お越し下さい。 〒761-8078 香川県高松市仏生山町甲464−1 090-5710-7158 ここからご来店 |