2020,07,08, Wednesday
なぜだろうと、ずっと考えていたことです。新宿歌舞伎町のホストクラブの、従業員の感染拡大が止まらないと報道されている。ホストが感染しても、そのお客の女性の感染がほとんどないのは、どうしてだろうか。8日休日の朝、テレビを観ていてその謎が解けた。彼らは、24時間一緒に生活しているらしい。
その実態を聞くと、地方出身者は寮生活をおくっているという。一つの部屋に6人ぐらいが暮らし、夜になったらクルマで移動し、店で働き終わればみんなで食事をしてまた寮の部屋に帰るのだという。なるほど、これほどの濃厚接触をしていたら、ホストから感染者が広がるという謎も解明できる。 本当のところは報道でも言わないのかも知れないし、私も専門家でもないのだが、「感染者」には10万円がもらえるという制度もあるようだ。ましてや若者は感染しても重症化する割合が少なくて、無症状の感染者もいるようだ。ある意味修学旅行的な生活の中で、「A君が感染して2週間寮待機なら自分も」と考えても不思議はない。 新宿区の区長が、ホストクラブ経営者B氏へ電話を入れて、会談する機会を得た。それをきっかけにして、区職員もホストクラブの経営者やそこで働く者とコミュニケーションを採るようになった。するとそこに、奇妙な連携のようなモノが生まれたという。進んでPCR検査にも応じるという。区も職員も、『新宿歌舞伎町』は国内でも特異な場所で、触れないでおこうと考えていたのだと思います。 私も都内在住の頃、歌舞伎町の飲み屋でぼったくられて、次の日に「つけ」を払いに行った経験があります。今からすれば、若い頃の過ぎた思いでの一つですが、「危険なところ」というイメージは確かにあります。しかし当事者と話してみると、田舎出身者が多くて案外素朴な若者かも知れない。訳ありで働く人には、高収益であることの重要性が必然的にあるのでしょう。 鹿児島の大量感染者を出した店も、「詫び状」を出して大変な迷惑を掛けたと反省をしている。「反省だけなら猿にも出来る」と言われるかも知れないが、この店の経営者も「自主休業中」であります。PCR検査を拡大すると、『陽性』も増えると思いますが、それでもやるべきだと思います。 |