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公益社団法人香川県宅地建物取引業協会地区研修会「IT重説売買版」
令和2年の高南地区研修会は、ビデオ会議システム「Zoom」を使った「IT重説売買版」の社会実験を披露しました。『新型コロナウィルスで変わる不動産業界のIT重説(売買版)の実務とITの有益情報、生き残るにはデジタル化だろう』と長いタイトルになった。高南地区会員は勿論、他の11地区からも参加があった。待望の研修会だったようです。

弊社が、国土交通省の社会実験に参加していることから、これまでの不動産業者間の情報流通を担っている『アットホーム社』など、重要事項説明の有料専用プログラムを使わず、無料で簡単に使える『ズーム』を使った。このため講師の私が、一番の勉強家になれた。テレビ会議システムは、その他いろいろある。基本は『さぬきうどん』、速く・安く・美味くを強く意識しました。

国土交通省は賃貸借契約・売買契約の前に、「宅地建物取引士」をして借主OR買主を対象に『重要事項説明』をして、『重要事項説明書』を書面公布することを義務づけている。基本は「対面」であるが、「アパート・マンション」いわゆる賃貸物件の契約では、すでに2017年10月からIT重説がすべての宅建業者に許されている。

しかし売買契約前の重要事項説明は、いま社会実験として全国400の宅建業者だけが取り組みを許されていて、その結果を国土交通省に報告している。その成否を判断しながらやがて、解禁されるモノと考えられている。IT重説は、宅建業者にとっても借主OR買主にとっても有益です。新型コロナウィルスの感染拡大で、来社しないで鍵渡しまで完結する方法も導入され始めています。

この傾向は新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、国は書面・対面・押印等の非効率な日本的ビジネス慣習を廃止する方向を打ち出している。国土交通省も、すでに賃貸借契約の重要事項説明は、IT重説を導入していると優等生ぶりを主張している。偶然とは言え、タイミングのよい導入であることからも、「IT重説売買版」も遅からず解禁されるだろう。

宅地建物取引業法に定める資格者は『宅地建物取引士』ですが、この有資格者に「求められる能力」は、「物件調査」と「重要事項説明書」とそれらに裏付けされた「営業力」だと思います。二宮尊徳は、「道徳を忘れた経営は罪悪である。経済を忘れた道徳は寝言である」と喝破している。物件調査の内容を100だとすると、そこから引き出される重要事項説明書に掲載する内容は30程度と考えている。

最も重要な物件調査においても、インターネットを介して有益な情報が入手出来るようになっている。このあたりも紹介した。正直このあたりは、弊社の若い社員に教えてもらった。『デジタルネイティブ』と呼ばれる若者層は、われわれとは感度が違う。本当に良い勉強が出来ました。『教えるとは、学ぶことの王道』と言われています。納得。

私は20年近く前から、重要事項説明書を県下12地区で3~5程度作り、会員1000社(者)へ配布してレベルアップを図ろうではないかと呼びかけている。その内、このような意見も形になるのではないか。今のようなデジタル化の第一歩は、今からおよそ40年前、1981(昭和56)年10月の「香川県不動産流通センター」発足に端を発しているのです。

売り物件情報がセンターに登録されて、それを希望する全会員へ紙情報としてまたはデーター情報として提供し始めたのです。40年サイクルでは、興味深い事象があります。日本が近代化の道を歩み始めた明治維新ですが、1865年大政奉還からの40年後、日本は日露戦争に勝利します。軍拡が一気にすすみました。そして1945年敗戦です。廃墟と化した国土復興に国民はよく働きました。

その甲斐もあって、「もはや戦後ではない」から始まり、ドイツを抜いて世界第二のGDP(国内総生産)を誇るまでに成長しました。ここでは環境破壊が問題化しましたが、そのピークは1985年のバブル崩壊へと一気呵成に突き進みました。はたして2025年はどうなっているのか。問題も孕んでいますが、不動産業界のアフターコロナはデジタル化だろうと思います。大雨の中、多くの参加に感謝申し上げます。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=4934 |
| 社長日記 | 10:37 AM | comments (0) | trackback (0) |
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