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日中国交正常化50周年の節目で両国は対立
日中両首脳は29日の国交正常化50周年に合わせて、形ばかりのメッセージを交換しただけで、信頼醸成へのトップ会談は行われなかった。友好を誓って固く強く握手をした50年前の共同声明の発表、その精神と裏腹に、抑止力と外交圧力を振りかざす対立が続いている。両者の意地と価値観の追求が、両国の今の関係の難しさを一層浮き彫りにしていると思う。

私が感じる両国の考え方の相違の一番は、『尖閣諸島』ではないだろうか。日本固有の領土だが、中国がそれに異議を唱え、力で取り返しに来ている。それが、毎日のように行われている中国公船による領海侵犯の現状。中国側は、本来中国の領土だから取り返すのが当然と示威行動に出ている。中国のやり方は狡猾で、民間漁船を使っても尖閣に近づいている。難破したら緊急避難のために、上陸するとうそぶいてもいる。

もう一つは、台湾問題だろう。中国は、台湾は中国領土の一部だから、余計な手出しはするなという発言を日本に対して繰り返している。日本は、尖閣諸島問題ほど台湾を重要と考えていないが、アメリカが台湾を保護している手前、当然のようにアメリカと歩調を合わせざるを得ない。このことが万一尖閣有事の際のアメリカの、対中国への動きと同調することを考えれば、筋が通っている。

稲盛和夫塾長も生前中国に盛和塾をつくり、稲盛和夫の考え方を講話していたが、盛和塾はその地の求めに応じて開塾するモノで、決して高所から開塾を指示するモノではなかった。それでも中国の都市に、10塾はあったのではないか。私は塾長追っかけをしていたのだが、中国へは行きそびれた。それを先輩塾生には、随分叱咤された。「塾長が行くのに何で塾生が行かないのだ」と、言われてみればその通りでありました。

50年前の日中国交正常化交涉の窓口は、田中角栄元首相だが、地元選出の大平正芳元総理が、外務大臣で二人三脚のような活躍をしていた。田中角栄元首相は、アメリカ一辺倒の政策は日本のためにならないと、歴代首相と違った方針を模索し、この日中国交正常化もアメリカに先駆けて行ったモノだった。そのため、アメリカの逆鱗に触れたと聞いている。

国交正常化で、日本企業の中国進出は加速度的に進んだ。今の日本があるのは、中国という舞台がこの時開かれたことに起因するのかも知れないが、逆に今の日本企業はこれから先どうするか思案している真っ最中だとも思う。50年の区切りが決して祝賀ではないが、考える機会であることは間違いのないことだと思う。


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| 社長日記 | 09:12 AM | comments (0) | trackback (0) |
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