2022年9月18日(日)14時から高松市西宝町喜代美山荘『花樹海』で、高松商業高等学校校友会『紫雲会』の、令和4年度総会が開催されました。過去に例のない大型台風が九州鹿児島に接近する中、また新型コロナウィルスの感染拡大が未だおさまらない中、3年ぶりの開催です。今年の準備幹事団は、平成8と9年卒が担当。45歳前後の若者の仕切りです。彼らは着席することなく、別室で弁当を食べながら駐車場誘導から会場内受付まですべての進行役をやってくれています。
台風14号の影響で、東京と大阪からの来賓は、途中で帰路につくなどの慌ただしさ。申し訳ない気分でありますが、これだけは何ともなりません。また空路が早々と運休したため、出席を断念されたOBもいました。しかし3年ぶりに開催できたことは、在校生が3年で卒業することからも、意味のあることです。今月9~10日は、3年ぶりの高商祭でした。明日は高校生茶会が、栗林公園で公立高校4校がお手前を披露します。勿論高松商茶道部も、日暮亭で、残念ながら予約制ですが私は参加を予定しています。
議事の中で役員改選がありましたが、岡義博議長から改選を見送ることとし、会長はじめ本部役員・理事・評議員は再任と提案があり、承認されました。その他議案もすべて承認され、甲子園募金の会計決算も承認されました。私が担当するホームページ委員会からは、甲子園募金や会費徴収でクレジットカードの利用が出来るようになったことの報告をさせて頂きました。
議案の審議が終わり、懇親会に移りますが、その前に野球部・長尾健司監督のサプライズ講演会がありました。長尾健司監督は「おいで」とだけ言われて来たのに、甲子園報告をさせられてとぼやいていました。しかし嬉しそうでした。甲子園での応援で、選手のみならず監督も勇気をもらうようです。今の時代教職員は、乾杯後は中座し、飲食を共にはできません。教育委員会の方針です。
その長尾健司監督は『導く力』と題した本を出版されていて、渡邊浩三校長から増刷されるとの報告がありました。今日の午前中に秋季香川県大会の一回戦が行われ、8-0のコールド勝ち(対三本松)したと報告も付け加えられました。私も地元熊野神社の総代会で、野球の応援へは行っていません。来春の甲子園大会の出場校として選抜されるように、野球部新チームには頑張って欲しいと願っています。
話題を総会に戻しますが、東京から吉田勝昭先輩が来高されていました。ホームページの担当をする松本静香(昭和60年卒)さんと、歓談をしていました。そうそう乾杯は、樋口高良(昭和29年卒)氏、今春の叙勲がありました。新体育館設置のベンチも、校内で伐採した木に加えて、自ら提供の木を使ってベンチを寄贈して下さっています。高商大好き卒業生の一人です。毎年10人の29年卒参加者が、今年は6人と寂しがっていました。85歳前後でしょうか、お元気です。
来年は平成10年11年卒業生が、幹事団として設営をしてくれます。残念ながら幹事団の仕事が終われば、総会参加者が減ると言われていますが、手伝いが苛酷で嫌いになったと言うより、若者が総会参加しようとするきっかけは、本日なら参加費7,000円ですが、それを3,000円にするとかアドバンテージを付けてみたらどうかと考えています。
若者の参加は、どうしても欲しいものです。今日の幹事団引継式で、近くにいた私が記念撮影の大役を突如仰せつかり、自分のスマホで何枚か撮影しました。すると後から今年の幹事団の一人がやって来て、「写真を下さい」と言うのです。「好きに持って行って」と答えると、私のスマホLINEに接続し、数枚をアット言う間に自分のスマホに取り込みました。後で全員に、データー配布するそうです。時代ですね。
その後一眼レフのカメラを持参したOB(二科会員藤岡剛一氏)が、数十枚の連写写真を撮ってくれたのですが、後日データーを松野におくり、私からまたどこかに送ることになります。どちらの写真がどのように使われるか分かりませんが、今の時代早い安いみんなに短時間で送る映像が、一役を担うのは間違いないようです。
新旧が混在する場面を垣間見た『紫雲会総会』でした。東京や大阪組が無事帰宅できたか、心配です。新旧が混在し、新しく機能している学校が残ります。令和4年の入学制は商業科6組229名、英語実務科1組33名、情報数理科1組32名、定時制5名の299名。進学も部活も活発です。現役が頑張っています。われわれロートルも、負けずにやらねば。