2012,04,22, Sunday
仏生山町のお成り街道沿いの古い民家が点在する通り(本町通り)を利用して、「仏生山まちぐるみ旅館」計画が進んでいます。古い街並みの再生を図り、その建物を利用して収益を上げ、事業化を図る計画です。既に高松市の条例でも、保護がはじまっています。
計画では、その建物一棟だけで完結すると言う考え方ではなくて、例えば旅館があって宿の提供はするが、別の食事処へ行って食事をし、また別の所へ浴衣下駄のいでたちで歩いて温泉や演劇芝居を愉しんで貰いたいという構想です。将来的にはその中に居酒屋なんかも欲しいですね。 仕掛け人の中心は、仏生山温泉を経営している岡昇平さんです。その「「仏生山まちぐるみ旅館」の第1号が、この4月1日からオープンしています。二人して、賃貸物件として数箇所を候補地として挙げていましたが、まずは建築設計士の岡昇平さんが設計し、借り上げたものを1号旅館として集客をはかり、その収益でもって次の旅館の準備をすると長期戦の街づくり構想です。 「仏生山まちぐるみ旅館」とは、客室や食堂や大浴場など、さまざまな役割がまちの中に点在し、まち全体で旅館の機能を担う取り組みです。今あるお店や新しく誘致するお店と時間をかけて魅力的な地域をつくり、楽しい人のつながりをつくります。(案内状より) 第1号施設利用料は9,800円。2名から10名の利用を想定していて、2名であれば1名様1泊につき4,600円ですから合計19,000円となり、1名当りは9,500円になります。これだと、食事付きの旅館料金に近い金額になりますが、最大10名で利用すると5,580円と手軽な料金になります。 私もまだ利用をしていないので、定かなことは言えませんが、食事は徒歩10分程度の所に、「美食倶楽部」があります。昨年の金比羅歌舞伎を観劇された村田稔ご夫妻も、美食倶楽部で夕食を私たち夫婦と食し、コトデンでホテルへお帰りになりました。琴平駅と高松築港駅の間に仏生山駅があり、駅近に美食倶楽部があります。 昼食は「カフェーアジール」があります。月曜日が定休ですが、これは将来改善されることでしょう。倉橋直嗣さんが異色のキャラクターで、県内外からお客様を呼んでいます。氏自らが、「仏生山まちガイド」を自費発行しているくらい、倉橋直嗣さんも街づくりに熱心です。 昼食は讃岐名物「うどん」の名店も、歩いて行けます。法然寺境内の「竜雲うどん」へ行けば、食後の探索の場にも不自由がなく、一番近い徒歩3分の「野口うどん」も人気スポットだし、仏生山駅前の「宮武うどん」も大勢のお客様を呑み込んでいます。 正直なところ「「仏生山まちぐるみ旅館」計画は、これからだとは思いますが、施設利用料は初日と4日目ごとにかかる、逆に言えば3泊10人利用とかする中長期滞在のお客様を第1ターゲットにしています。つまり中長期滞在型のまちぐるみ旅館街を目指しています。ここを拠点に、香川の四国の日常を見て欲しいと考えています。 仏生山温泉 仏生山カフェアジール 仏生山まちぐるみ旅館 |
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