先週から『瀬戸内国際芸術祭2022』の会場に足を運んでいます。観光は健康から、秋晴れに背中を押され、かみさんのお供です。先週が直島、今日は高松から最短の男木島・女木島です。位置的には高松から見て、女木・男木となりますが、フェリーで先に男木島へ渡りました。高松港からわずか4キロ、船で40分の位置にあります。
かみさんが初めて、私は過去に何度か来島しています。前回は、電動自転車を飛ばして『男木の灯台』まで行きました。昔の映画ですが『喜びも悲しみも幾歳月』が撮影された灯台の一つです。灯台守の主人公が、全国の灯台を幾つか勤務します。そのたびに家族は、転居を余儀なくされます。子どもも、転校です。悲喜こもごもの日常が描かれています。「おいら岬の灯台守よ・・・」。
さて男木島の芸術作品ですが、直島と違って、瀬戸芸らしい舞台での作品と言えると思います。男木島ではフェリーが西側の港に入ります。女木港では東側に港がしつらえられています。男木交流館から鳥居をくぐって山手へ上がります。19の作品があります。前回2019年は、22の作品がありました。重複したモノもありますが、ほとんどが代わっています。
というのも、古民家を活用したモノが多く、その古民家が次の瀬戸芸まで残るというのもある意味奇跡に近いかもしれません。また代わることに意味があるのかもしれません。同じモノであれば、見る人に飽きられる。『歩く方舟』は代表的な作品で、同じように展示されています。それでもペンキ塗りなど、手は入れています。
ここから隣の女木島へフェリー『めおん』(映画化されたことがあります)で渡ります。わずか20分の位置です。ここではまず『鬼ヶ島おにの館』からバスで『鬼ヶ島大洞窟』へ行きます。そうなのです、ここは鬼ヶ島とも呼ばれています。私も60年ぶり2度目ですか、本当に久しぶりに洞窟へ入ってみました。室温15度の世界が広がっています。
ここも男木島と同じように、島にあるモノを舞台して、作品があります。何気ない日常の中に、ポツンと作品が。作品ごとに係員がいて、瀬戸芸公式パスを確認します。私たち夫婦は、スマートフォン(スマホ)の中に入れています。全期間通しのパスで5000円ぐらい、別にここだけの鑑賞料を徴収する作品もあります。帰りのフェリーは、2時間ごとですから、お気をつけ下さい。