秋季四国地区高校野球香川県大会は10日(祝)に再開し、第10日は高松商-寒川、英明-尽誠学園の準決勝2試合が行われ、ともに辛勝で、高松商と英明が勝利し、まずは四国大会への出場権を手に入れた。もう一校は、15日の3位決定戦として寒川-尽誠学園で争われる。四国大会は、29日(土)から延べ4日間かけて、レグザムスタジアムとレグザムBP丸亀で行われる。今年は香川が地元開催で、少しは有利かな。
第一試合高松商-寒川は、前日からの雨で試合時間を1時間繰り下げて行われた。それでも開始早々雨になり、私も観覧席を銀傘の下まで移動した。その雨も、幸い試合経過に影響を与えることはなかった。結果、高松商7-6寒川で、高松商が9回寒川の猛攻を2点に押さえ、逆転勝ちした。寒川3番中道選手の2点ホームランなどで、逆転が互いに続く意地の戦いでありました。
寒川100030002 6
高商00032200X 7
安打数も高松商11本(3塁打1本・2塁打4本含む)に対して、寒川8本(本塁打1本・三塁打1本・2塁打1本)とほぼ互角。高松商大室投手は、与四死球が少ない投手だったが、この試合は3つの四死球を与え、逆に三振が4とこれまでより少なかった。やはりこれまでのチームとは比べものにならないぐらい、実力は互角。特に4回と5回には本塁突入を、2度とも阻まれた。三塁コーチが無理したように、私には見えた。相手が強いと、選手の間にも焦りが生まれる。
4回と5回は得点を挙げたから憤死が隠れたが、このあたりをじっくり攻めきるようでないと、四国大会では勝てない。またこれまで無失点だったが、ここは仕方がない。しかしこの試合前までエラーがなかったのが、この試合は3エラーあった。「負けに不思議はない」というが、エラーにも原因はある。結果エラーは仕方がないが、そうならないように常に備えていなければ、やはり準備9割の原則は守備にもある。
一方の英明も苦戦した。こちらも逆転勝ちした。
英明000100112 5
尽誠002100010 4
今年の四国大会は面白くなりそうだ。靴とボールがあればどこでも出来る『サッカー』に一番人気を奪われそうな野球だが、確かに野球は道具にお金がかかる。それが嫌だという層も確かにいるが、私の年代のじぃじぃーは、それでも高校野球が面白い。孫が所望するなら、ジィジィがクローブにバット、ボールもスパイクも買うてやるから頑張れ。